いわき市における精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築に向けた取組
登録日:2025年9月1日
目次(ご覧になりたい項目をクリックしてください)
2.いわき市の取組
・こころの病気を抱える方への制度等(障害福祉サービス、当事者会等)
・こころの病気を抱える方の家族へ(家族教室)
精神障害にも対応した地域包括ケアシステムとは
「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」とは、誰もが地域で安心して自分らしく暮らせるように支える仕組みのことです。
「にも包括」という略称で呼ばれています。
国の取り組み
わが国の精神保健医療福祉については、精神障害の有無にかかわらず、誰もが安心して自分らしく暮らすことができるよう、医療、障害福祉・介護、住まい、社会参加(就労など)、地域の助け合い、普及啓発(教育など)が包括的に確保された「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」の構築を目指すことが理念に掲げられています。
詳細は以下のリンクをご覧ください。
・厚生労働省ホームページ(外部リンク)
厚生労働省の精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築についてまとめたサイト
・厚生労働省 精神障害にも対応した地域包括ケアシステム構築支援情報ポータル(外部リンク)
「にも包括」構築に関する各自治体の情報や関連調査・研究事業等を紹介したサイト
対象者
「にも包括」は、メンタルヘルスリテラシー(メンタルヘルスに関する知識と理解、そしてそれを活用するための社会的スキル)向上の「1次予防」、メンタル不調の早期発見・早期治療の「2次予防」、疾病の重症化予防や精神障がいからの回復(リカバリー)促進を行う「3次予防」まで、精神障害の有無や程度に関わらず、すべての住民を対象としています。
いわき市の取組
本市では、精神障害の有無にかかわらず、誰もが安心して自分らしく暮らすことができるよう、「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」の構築に向け、「保健・医療・福祉の関係者による協議の場」を始めとした以下の取組を行っています。
本ホームページでは、市の取組をまとめました。※本ホームページでは、発達障がい・てんかん等を含む精神疾患のことを「こころの病気」と表記しています。
普及啓発について
市民精神保健福祉講座
市民及び関係職員を対象に、こころの病気や精神障がいについての基礎知識を深め、市民が地域で生活する精神障がい者の社会参加や自立に向けて考える機会となることを目的として、年に1回、講演会を開催しています。
(令和6年度実施の様子)
心のサポーター養成研修
メンタルヘルスの正しい知識と理解に基づき、こころの不調に悩む身近な方に対して、傾聴を中心とした支援を行う「心のサポーター」を養成しています。
開催等詳細は、心のサポーター養成研修(市ホームページ)をご覧ください。
(令和6年度実施の様子)
市役所出前講座
市役所出前講座にて、メンタルヘルスに関する内容の講座を受け付けています。
対象や申込み等詳細は、いわき市役所出前講座(市教育委員会ホームページ)をご覧ください。
講座番号 | 講座名 | 講座の主な内容 |
No.37 | もっと楽しく健康づくり! | ストレスとの上手な付き合い方等を学びます |
No.40 | 人とお酒のいい関係 | 飲酒の適量を知り、お酒との上手な付き合い方を学びます |
No.41 | 正しく知ろうお酒のこと | 20歳以下の飲酒が身体と心に与える影響と飲酒を勧められた際の上手な断り方を学びます |
No.46 | 心のサポーター養成講座 | メンタルヘルスの基礎知識や傾聴について学びます |
精神保健関係職員研修
地域におけるこころの病気や精神障がいの正しい知識の啓発や地域共生社会の実現を図るため、関係職員等を対象に、こころの病気・精神障がいの基本的な知識・技術を身につけることを目的に、年に1回、研修を開催しています。
世界メンタルヘルスデー
に関する啓発コーナーの設置
世界精神保健連盟がメンタルヘルス問題に関する世間の意識を高め、偏見をなくし、正しい知識を普及することを目的として、10月10日を「世界メンタルヘルスデー」と定めました。
本市では、「世界メンタルヘルスデー」に合わせ、10月中、総合保健福祉センター内で啓発コーナーを設置します。
こころの日作品展(主催:一般社団法人福島県精神保健福祉協会いわき支部)
昭和63年7月1日の「精神保健法」施行日にちなんで、日本精神科看護協会により、7月1日は「こころの日」と定めました。
こころの病気や精神障がいに対して正しい理解を図り、メンタルヘルスの大切さについて理解を深めることを目的に、7月中、総合保健福祉センター内で作品展を開催しています。
(令和7年度実施の様子)
一般社団法人福島県精神保健福祉協会いわき支部研修(主催:一般社団法人福島県精神保健福祉協会いわき支部)
協会員を対象に、こころの病気や精神障がいについての知識・関わり方を学ぶことを目的として、研修会を開催しています。
(令和7年度実施の様子)
精神保健福祉に関する相談について
心の健康相談(要予約)
こころの健康に関して、精神科医師・心理士による個別相談(要予約)を開催しています。
開催等詳細は、心の健康相談(市ホームページ)をご覧ください。
本相談会以外にも、保健所及び各地区保健福祉センター健康係の保健師による相談は随時行っています。連絡先は、お住まいの地域によって異なりますので、地区保健福祉センター(市ホームページ)を確認してからご連絡ください。
その他の相談先
相談機関一覧(PDF)をご覧ください。
市内の医療機関(精神科/心療内科)一覧
市内医療機関(心療内科/精神科)一覧(PDF)をご覧ください。
こころの病気を抱える方への制度等
医療機関でこころの病気と診断された方への主な制度を掲載しております。
その他の制度は、障がい福祉サービス等総合案内冊子「くらしのおてつだい」(市ホームページ)をご覧ください。
自立支援医療
こころの病気の治療のために福島県から指定を受けた医療機関に通院する場合に、医療費の自己負担分の一部を公費で負担する制度です。※入院医療費は対象外です。
申請等の詳細は、自立支援医療(精神通院医療)の手続きについて(市ホームページ)をご覧ください。
県内の指定医療機関は、指定自立支援医療機関(精神通院)(福島県ホームページ)をご覧ください。
精神障害者保健福祉手帳
一定程度の精神障がいの状態にあることを認定する手帳です。精神障害者保健福祉手帳をもつことで様々な支援が受けられるようになり、精神障がい者の自立や社会参加を促進することを目的としています。
申請等詳細は、精神障害者保健福祉手帳の交付(市ホームページ)をご覧ください。
障害福祉サービス
精神等の障がいがあることで生活に困難を感じている方を支援するサービスです。日常生活や社会生活を送るために必要な訓練や、日常生活に必要な支援等を受けることができます。
(1)サービスの概要・申請先について
障害福祉サービスについて(市ホームページ)をご覧ください。
(2)サービス利用の大まかな流れ(新規申請時)
(3)事業所一覧・相談先
指定障害福祉サービス事業所等一覧(市ホームページ)をご覧ください。
当事者会(自助グループ)
当事者会は、こころの病気や障がいを抱えて悩んでいる方たちが、仲間を作り、経験や気持ちを分かちあうことで、こころの健康を促進し、社会復帰を助ける一助となる会です。
詳細は、こころの病気を抱える方向けの当事者会(自助グループ)について(市ホームページ)をご覧ください。
こころの病気を抱える方の家族へ(家族教室)
市内には保健所が開催している「家族教室」の他にも、精神科病院や地域で開催している「家族会」があります。
精神保健家族教室
こころの病気を抱える方の家族を対象に、地域の社会資源等を学び、他の家族との交流を通して、家族自身の気持ちが楽になることを目的に開催しています。
本教室及び家族会の詳細は、精神保健家族教室(市ホームページ)をご覧ください。
アルコール家族教室
アルコール関連の問題を抱える方の家族を対象に、CRAFTの手法を用いた適切な対応を学び、他の家族との交流を通して、家族自身の気持ちが楽になることを目的に開催しています。
詳細は、アルコール家族教室 カモミールの会(市ホームページ)をご覧ください。
(令和4年度実施の様子)
依存症関連の家族会
断酒会など依存症関連の家族会・当事者会については、【アディクション伝言板】(福島県ホームページ)をご覧ください。
その他の関連事業
市では、自殺予防やひきこもりに関する事業等も実施しています。詳細は、以下のリンクからご覧ください。
・自殺対策について
動画で分かるメンタルヘルス 『こころの健康チャンネル』 について
・ひきこもり事業について
このページに関するお問い合わせ先
保健福祉部 保健所地域保健課
電話番号: 0246-27-8557 ファクス: 0246-27-8607