わたしたちの"いのち"と"まち"を守る『流域治水(りゅういきちすい)』!
更新日:2025年3月28日
いわきのみんなで治水に取り組みましょう!
流域治水ってなんだろう?
流域治水とは、河川流域のみんなが協力して、大雨や台風などから"いのち"と"まち"を守る取り組みです。
近年の気候変動などの影響により、世界の気温や海面水温は年々上昇傾向にあります。また、非常に激しい雨も約30年前から約1.4倍に増加しており、今後、さらに気温等の上昇や雨の降る量が増加することが予想されています。
今後増加する、大雨や台風から"いのち"と"まち"を守るためには、これまで実施してきた河川の堤防整備や土砂撤去、まちなかの雨水を排水する管路などの整備だけでなく、河川の流域に関わるみんなが協力して治水に取り組むことが大切です。
流域治水の取組みイメージ(出典:国土交通省HP)
どんな対策をしているの?
国・県や流域の市町村で『流域治水プロジェクト』を策定し、流域治水の取り組みを進めています。
『流域治水プロジェクト』は、夏井川・鮫川及び藤原川流域を対象に策定しており、市が実施する河川改修や雨水を排水する管路新設などのハード整備だけでなく、災害時の避難体制の確保や土地利用の検討などのソフト施策についても取り組んでいます。
なお、その他の河川流域でも、『流域治水プロジェクト』に位置付けられた様々な対策を進めています。
【対策の具体例】
(1)氾濫をできるだけ防ぐ・減らすための対策
・河川整備、河川の土砂撤去
・雨水管きょ、雨水貯留施設の整備
・ダムの事前放流やため池の活用 など
(2)被害対象を減少させるための対策
・土地利用の検討
・住まいの工夫 など
(3)被害の軽減、早期復旧・復興のための対策
・避難体制の確保
・自助、共助の促進
・ハザードマップの整備 など 河川流域の位置図
わたしにできることはあるの?
「自助」と「共助」の取り組みにご協力をお願いします!
東日本大震災や令和元年東日本台風などの近年の災害を通して、行政がすべての自然災害を防ぐことや、すべての被災者を支援することの難しさが明らかになりました。
災害の被害を最小限に抑える為には、行政による「公助」に加え、家庭などで日頃から災害に備えることや災害発生前に避難するなどの「自助」、自分たちの住んでいる地域が一体となって助け合う「共助」の3つの要素が連携することが大切です。
「自助」・「共助」には、食料等の備蓄や、地域の防災訓練等への参加などが挙げられます。
これらに取り組む際には、前もって、自分が住む地域や活動する地域にどのような危険が潜んでいて、災害時にはどこへ避難すればよいのかなどを知っておくことが重要です。
本市では、わたしたちが「自助」・「共助」に取り組むために必要な防災情報として、浸水や冠水などの危険がある場所を地図に示した各種"ハザードマップ"を公開しています。
【いわき市のハザードマップ】
【個人ができる取り組み】 【企業などができる取り組み】
・水害リスクの事前確認 ・水害リスクの事前確認
・防災グッズの準備 ・設備・機材を上層階へ移動
・災害時の避難計画の作成 ・BCP計画(業務継続計画)の策定・訓練
・雨水の流出抑制(雨水貯留タンク、雨水浸透ます 等) ・雨水の流出抑制(調整池、雨水貯留施設 等)
・水路の草刈りやゴミ拾い ・水路の草刈りやゴミ拾い
・災害に関する知識の習得(出前講座 等) など ・災害に関する知識の習得(出前講座 等) など
より流域治水を推進するために
防災講座(出前講座)
出前講座をご活用ください!
いわき市では、みんなが災害に関する知識を習得できる取り組みとして、防災講座(出前講座)を実施しています。
【出前講座の参考例】
・「流域治水」について
→ 河川流域のあらゆる関係者が共同し、水害を軽減させる取組みである「流域治水」について理解を深めます。
・河川洪水から身を守るために
→ 河川洪水ハザードマップの利用方法や大雨や台風への備えなどについて理解を深めます。
・大雨に対する備えを
→ 浸水(内水)ハザードマップの活用方法や大雨に対する備え、大雨時の対処方法などについて理解を深めます。
・自然災害に備えて、みんなで防災
→ 防災に関する学校の訓練や取組みに合わせて、地域の自然災害、市の防災対策、災害から命を守る行動などについて理解を深めます。
市流域治水アクションプランの策定
流域治水の取り組みにご協力ください!
本市の流域治水の取組みについて、市の関係機関はもとより、市民・企業等に分かりやすく“知らせる”ことで、流域治水に対する理解・協力を得ながら更なる推進を図るため、「いわき市流域治水アクションプラン」を策定しました。
【市流域治水アクションプラン】
市流域治水通信の発行
流域治水の取り組みをご紹介しています!
市流域治水アクションプランに位置づけた対策などの流域治水に関する取り組みをご紹介しています。
【市流域治水通信】
流域治水関連リンク
関連リンク
このページに関するお問い合わせ先
土木部 土木政策課 河川政策担当
電話番号: 0246-22-7492 ファクス: 0246-24-2119