「令和6年度第1回いわき市防災士資格取得者フォローアップ研修」を開催しました!!
登録日:2025年1月10日
目的
本市では、災害発生時に、自らの身を安全に守る「自助」や、隣近所が助け合って避難誘導や避難所運営を行うなど「共助」の担い手となる「防災士」の養成に取り組んでいます。
「防災士養成講座」については、年2回開催しており、本年度は第1回(学生(中学生以上)、市内企業にお勤めの方をはじめ、広く市民の皆様を対象)を9月に、第2回(自主防災組織構成員、消防団員、女性消防クラブ会員の方を対象)を10月に開催しました。
今回は第1回防災士養成講座の合格者を対象に、今後、防災士として活動するにあたって必要となる知識・技能の習得を目的にフォローアップ研修を開催しました。
※ 本市主催講座による防災士資格取得者は、今回取得した65名を加えると620名となります。
1 開催日
令和6年12月14日(土)
2 開催場所
独立行政法人国立高等専門学校機構福島工業高等専門学校
図書館棟3階アクティブラーニングスペース
(いわき市平上荒川字長尾30番地)
3 参加者数
防災士資格取得試験合格者65名のうち、43名
4 開催内容
⑴ 説明「登録防災士について」、「避難所の開設・運営について」
⑵ 演習 ・避難所運営ゲーム(HUG)
・ふりかえり
講師:独立行政法人国立高等専門学校機構福島工業高等専門学校
都市システム工学科 教授 菊地 卓郎 氏
都市システム工学科 助教 丹野 淳 氏
都市システム工学科 学生 9名
※ HUGでは、参加者を4つのグループに分け、実際の避難所(今回は学校の体育館を避難所とし、教室も一部を除き利用可とする)を想定し、福島高専の学生が次から次へと避難者の情報等が書かれたカードを読み上げました。
参加者は次から次に来る情報に難儀しながらも、グループのメンバーで話し合い、役割分担するなど協力して避難者の配置やイベント(物資受入・調達、報道機関対応、トイレ対策など)に対応していきました。
5 参加者の声
参加された皆様からは、次のとおり様々な感想や意見が寄せられました。
⑴ フォローアップ研修に参加した感想
・「避難所運営について考えることができ、とてもよい体験ができた」
・「避難所の設置の仕方を学べてよかった」
・「経験、実際に避難所を作る想定などが必要だと感じた。始めてより机上でも経験があると始めの一歩が出やすいと思う」
・「いろいろな方の考えが聞けてよかった」
・「HUGは大変勉強になった」
⑵ 今回の研修で学んだことを今後の活動にどのように活かしていきたいか。
・「避難所を開設する必要が生じた時にスタッフとして貢献したい」
・「防災士として自覚を持ち、避難所運営の時に活動していきたい」
・「まずは職場での取組みに積極的に参加し、防災イベントの活動に活かしていきたい」
・「繰り返し学び、動けるようになりたい」
・「防災について広く多くの人に伝えること」
・「知識として周りの人に伝え、共有したい」
以上のとおり、参加者はHUGを通じて、避難所運営の難しさを実感する一方で、「避難所設営時に活動する」、「防災の知識を周囲の人に伝えていく」など一人ひとりが目標を設定し、今後の防災士としての活動に向け決意を新たにされた様子でした。
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