もっと知りたい!水道のこと
登録日:2024年10月1日
1.水道水がそのまま飲めるのってあたりまえ?
世界中で水道水がそのまま飲める国は、何か国あるでしょうか?
答えは「 11か国 」です。 (『令和5年版 日本の水資源の現況について』(国土交通省)より)
日本は、水道の水質が良く、水道水がそのまま飲める数少ない国の一つです。
いわき市水道局の「安全でおいしい水を安定して届ける」ための取り組みについてご紹介します。
2.安全でおいしい水を届けます
水道水ができるまで
水ができるまでの仕組みを見てみましょう。
いわき市では、川の水や地下水などを利用し、浄水施設できれいにして、みなさんのもとに水道水をお届けしています。
安全でおいしい水
安全でおいしい水を届けるため、日ごろから水質検査や水道水源の保全などに取り組んでいます。
安全でおいしい水を届ける取り組みをもっと詳しく紹介しています
3.災害への備えはどうなっているの?
災害発生... いわき市の水道はどうなった?
東日本大震災と令和元年東日本台風で経験した断水の状況です。
多くの方が飲み水に困ることになり、水道局では、全国の都市などの応援を受けながら、応急給水や水道管の復旧をおこないました。
災害に強い水道へ
近年、大きな被害をもたらす自然災害がたびたび起こるようになってきました。
通常時はもちろんですが、災害が発生した時にもみなさんに水道水を安定して届けることができるように、水道管などの水道施設の耐震化や浄水場の浸水対策など災害に強い水道施設の整備を進めています。
たとえば...
全国的に水道管の老朽化が問題となっていて、各地で大規模な断水が発生しています。
古くなった水道管は、腐食などでこわれたり、にごり水が発生しやすくなったりするため、新しい水道管に取り替える必要があります。
いわき市の水道管はとても長く、総延長約2,280キロメートルもあります。そのうちの1パーセントにあたる約23キロメートルを年間目標に、古い水道管から新しい地震に強い水道管に取り替えています。
災害による影響(断水)を小さくするため、浄水場水系間でお互いに水道水を融通できるように連絡管などの整備を進めて、バックアップ機能を強化しています。
災害への備えをもっと詳しく紹介しています
- 災害に備える
- 浄水場の再整備
- 浄水場水系間のバックアップ機能の強化
- 水道施設の更新
- 水道施設の耐震化
- 老朽管の更新・耐震化
- 救急医療機関等の重要な給水施設までの水道管の耐震化
- 水道施設の津波・浸水対策
- 水道施設の土砂災害対策
- 水道施設の停電対策
4.知ってほしい!経営状況
いわき市の水道事業はどうなっているの?
水道事業は、事業に必要な経費を原則水道料金でまかなっています。水道事業の運営にかかる費用は、市町村の規模や地理的条件、水道施設数や種類などによって差が生じるため、水道料金も市町村ごとに異なっています。
いわき市の水道事業は、特殊な地勢から受ける影響により、多くの水道施設が必要で、施設や水道管の老朽化などによる修理や交換に多くのお金が必要となります。
また、いわき市の水道施設は、昭和41年の合併以降、水需要の増加にあわせて集中的に整備したため、順次更新時期を迎えており、今後も更新費用が増大する見込みです。
くわえて、本格的な人口減少社会の到来により水道料金収入が減少するため、いわき市の水道事業はこれまで以上に経営環境が厳しくなることが見込まれます。
安定的に水を届けるために経営の効率化を進めています
水道局では、維持管理費の削減や業務の効率化を進め、持続可能な経営のための取り組みを行っています。
本格的な人口減少社会においても、将来的に健全で安定的な事業運営を行うことができるよう、今後もさらなる経営の効率化を進め、経営基盤の強化を図ります。
経営状況や効率化の取り組みなどをもっと詳しく紹介しています
このページに関するお問い合わせ先
水道局 総務課
電話番号: 0246-22-9312 ファクス: 0246-21-4644