コンテンツにジャンプ

水道施設更新事業(長寿命化を図りながら、古くなった施設を更新しています)

登録日:2024年9月20日

1.事業の概要

 水道水を家庭や事業所などに届ける水道事業は、浄水場、配水池、ポンプ場、そして水道管などの施設で構成されており、施設の維持管理や新設・更新にかかる費用が事業全体の大部分を占めています。

 また、施設の老朽化に伴う設備の故障や誤作動等を要因とした将来発生する断水などの施設事故リスクは年々高まっています。

 施設の老朽化による更新需要の増加は、事業経営に大きな影響を及ぼすことから、適切な維持管理による長寿命化を図るとともに「水道施設更新計画」に基づき、浄水施設や配水施設を計画的に更新していきます。

 施設の新設・更新に当たっては、水道水の安全性と安定性の維持・向上を図るとともに、水道施設総合整備計画における各災害対策の考え方を踏まえ、耐災害性の強化を図ります。

2.施設の現状と課題

 本市は合併都市のため広域で市街地が分散しており、かつ山間部にも集落が点在しているため、浄水場や配水池、そして送水のためのポンプ場がほかの水道事業体と比べて多くなっています。

 そのため、水道事業を継続するために必要な構造物や設備等の再投資額は、上水道で約525億円、簡易水道で約20億円(それぞれ平成30年度価格)と高額になっています。

 また、令和元年度以降、水道施設の設備類の半数以上が法定耐用年数を超過しており、日常における事故リスクの高まりや災害発生時における被害の深刻化が懸念されます。

 さらに、浄水場や配水地など、運転停止を伴うような更新や大規模修繕を実施することが困難な施設も少なくなく、老朽化による施設事故の発生リスクが高まる中で、更新や大規模修繕への対応が課題となっています。

・本市の主要な水道施設の数(令和5年度)

水道施設数

浄水施設

配水池

ポンプ場

上水道

5か所

120池

79か所

簡易水道

7か所

15池

3か所

《参考》
郡山市 ※令和4年度

 

4か所

 

25池

 

21か所

※簡易水道の浄水施設は休止中の根岸浄水場と深山田浄水場を含む。

・上水道及び簡易水道の更新対象資産額(再投資額)の内訳

・設備の老朽度

3.施設更新の考え方

  • 可能な限り長期間、継続使用していくこと

 法定耐用年数を超えた標準的に使用できる年数の設定(標準使用年数)を設定しています。

 さらに、長寿命化計画により適切な維持・修繕を実施することにより標準使用年数よりも長い期間にわたって健全な状態で運用することができると考えられることから、施設の重要度等に応じて延長使用年数を設定しています。

 

  • 水運用の効率化や事業費削減の観点から、水道施設の縮小化(ダウンサイジング)や統廃合を進めること
  • 更新の際は、災害に強い水道施設にすること などが挙げられます。

4.水道施設の更新状況

(1)施設(配水地やポンプ場などの構造物)

 令和4年度から令和5年度までで更新した水道施設はありません。

(2)設備(ポンプ設備や電動弁などの設備)
  • 令和4年度は、中央台ポンプ場のポンプ設備など13か所を実施しました。
  • 令和5年度は、上野原浄水場の中央監視設備など28か所を実施しました。

5.今後の更新計画(設備を除く)

 令和6年度は、堤ノ上調整池外1件の更新を予定しています。

・令和4年度から令和13年度までの施設の更新計画
年   度 更新する施設の名称 更新する施設数
令和4年度    
令和5年度    
令和6年度 堤ノ上調整池、好間工業団地2号減圧井
令和7年度    
令和8年度 上片寄1号配水池、頭巾平ポンプ場、長倉ポンプ場
令和9年度    
令和10年度 フラワーセンター配水池、岡小名山田作ポンプ場
令和11年度 北神谷ポンプ場
令和12年度 上片寄2号配水池、力石ポンプ場
令和13年度    

 

水道施設更新事業についての詳細は下記リンクからご覧いただけます。

このページに関するお問い合わせ先

水道局 工務課

電話番号: 0246-22-9305 ファクス: 0246-21-4845

このページを見ている人はこんなページも見ています

    このページに関するアンケート

    このページの情報は役に立ちましたか?