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水道施設津波・浸水対策事業(津波・浸水対策を進めています)

登録日:2024年9月20日

1.事業の概要

 津波や大雨などによる河川の氾濫が発生した場合においても浄水処理や送配水機能を維持し、安定した給水を確保するため、津波浸水想定区域図や河川洪水ハザードマップで想定される浸水の深さを踏まえた止水壁や止水板などを浄水場等の水道施設に計画的に設置し、津波・浸水対策を進めます。

2.本市の津波・浸水被害の状況

(1)東日本大震災に伴う本市の水道施設の津波被害

 東日本大震災の津波では、水道施設における被害は少ないものでしたが、管路の流失や家屋損壊による給水管への被害が確認されました。

(2)令和元年東日本台風に伴う本市の水道施設の浸水被害

 市内で最大の浄水能力を有する平浄水場が浸水によって機能停止となり、市内の3分の1にあたる約45,400戸が断水するなど、甚大な被害が発生しました。

3.津波・浸水対策の目標

 津波・浸水対策が必要な施設について、被害想定区域外や高所等安全な位置への移設を基本としながらも、浸水時においても施設の機能を確保するための「防護壁の設置や開口部の防水化等の恒久対策」、当面の間の暫定措置として実施する「大型土のう積等の予防対策」を効率的かつ効果的に実施することで津波・浸水による被害発生を抑制し、給水の安定性を向上させることを目標としています。

 また、令和7年度までに津波・浸水対策が必要な施設の対策を完了することとしています。

4.津波・浸水対策を実施する施設の選定

 河川洪水ハザードマップ及び津波ハザードマップで被害が想定される水道施設のうち現地調査の結果などから、9つの施設を選定しました。

5.これまでの実施状況(令和4年度~令和5年度)

完了年度 対象施設名 実  施  内  容
令和4年度 下平窪取水場 止水板の設置、防水扉への交換、窓などの開口部の封鎖
令和4年度 水道局本庁舎 止水板の設置
令和5年度 法田ポンプ場 止水壁の設置、マンホールの嵩上げ
令和5年度 平窪第2ポンプ場 止水板及び止水壁の設置、排水管の逆流防止
令和5年度 薬王寺ポンプ場 止水板の設置、排水管の逆流防止、マンホール及び室外機の嵩上げ

6.今後の計画

完了年度 対象施設名 実  施  内  容
令和6年度 好間ポンプ場 止水板の設置、排水管の逆流防止、マンホールの嵩上げ
令和6年度 独古内ポンプ場 止水板の設置、排水管の逆流防止、マンホールの嵩上げ
令和6年度 釜戸第1ポンプ場 止水板の設置、排水管の逆流防止、室外機の嵩上げ
令和7年度 平浄水場 止水壁の設置、築堤盛土

7.平浄水場の浸水対策状況

 令和元年東日本台風による夏井川の決壊などで、電気設備などが浸水し、浄水場の運転が停止してしまった問題を解決するため、対策を進めています。

 

水道施設津波・浸水対策事業についての詳細は下記リンクからご覧いただけます。

このページに関するお問い合わせ先

水道局 浄水課

電話番号: 0246-22-9319 ファクス: 0246-21-4846

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