「令和5年度第3回いわき市登録防災士スキルアップ研修」を開催しました!!
登録日:2024年1月9日
目的
本市では、近年、自然災害の頻発化や激甚化がみられる一方、高齢化や人口減少が進行する中、迅速かつきめ細かい被災者支援を進めるため、新たな「共助」の担い手の確保を目的として、令和4年8月から、市内で防災士資格を有する方を対象とした「登録防災士」制度を導入しています。
市内で災害が発生した際、登録防災士には、避難所の運営や災害ボランティア活動等に協力いただくこととしており、12月末現在、258名の方に登録いただいています。
今回は、自主防災組織に加入していない登録防災士が、「自主防災組織とは何か」、「自主防災組織はどんな活動をしているのか」などを理解し、加入へのきっかけとしていただくため、研修を実施しました。
1 開催日
令和5年12月16日(土)
2 開催場所
いわき市役所本庁舎8階 第8会議室(いわき市平字梅本21番地)
3 参加者数
登録防災士41名
4 開催内容
⑴ 説明「自主防災組織について」
⑵ 自主防災組織の活動等についての情報交換・意見交換
【オブザーバー】
独立行政法人国立高等専門学校機構福島工業高等専門学校
都市システム工学科 教授 菊地 卓郎 氏
都市システム工学科 助教 丹野 淳 氏
※ 情報交換・意見交換では、参加者は6つのグループに分かれ、各グループには特色ある取組み(防災訓練等)を進める地区の自主防災組織の会長が1名ずつ入り、それぞれの活動内容について説明しました。
その後、自主防災組織の会長をアドバイザーとして、「自主防災組織と登録防災士が連携した取組み」をテーマに、グループで意見を出し合いました。
今回は時間が短かったこともあり、具体的な取組みの提案まではいきませんでしたが、自主防災組織と登録防災士による貴重な情報交換・意見交換の場となり、それぞれの活動状況を共有しながら、つながりを作ることができました。
5 参加者の声
参加された皆様からは、次のとおり様々な感想や意見が寄せられました。
・「色々な地区の防災士の方と会話できてよかった」
・「防災士の仲間づくりの機会となった」
・「自主防災組織の内容、取組みを知りたいとの目的が達成できた」
・「今回得た情報を区に持ち帰り伝えたい」
・「より防災士としてスキルアップし、自主防災組織も含め地区の防災に関わっていきたい」
・「自主防災組織でも研修で学んだことを皆に広めたい」
・「自主防災組織への加入を考えた」
・「地域間、世代間での課題が大きいことがよくわかった。差を埋めるようにしていきたい」
・「自分の地区には自主防災組織がなく、ゼロからの取組みとなり、今後の具体的な進め方が分からなかった」
以上のとおり、情報交換・意見交換を通じて、自主防災組織で既に活動されている方、未加入の方双方にとって、新たな発見や学びにつながり、有意義な研修の場になりました。
一方で、課題として自主防災組織未結成の地区への対応が挙げられました。市では、今後、登録防災士とともに、未結成地区の区長等を訪問するなど、自主防災組織結成に向けた働きかけを行っていきます。
2月には、語り部や災害ボランティアセンターの活動をテーマとした研修の開催を予定しています。
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