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住宅用太陽光発電システムの点検商法が急増!

更新日:2025年7月28日

「点検が義務化された」などと言われても、安易に契約せず、まずは点検の要否を確認しましょう

   全国の消費生活センターには、「点検が義務化された」などと言われて太陽光発電システムの無料点検を勧められたり、点検 を受けた結果、太陽光パネルの洗浄等の契約を迫られたという相談が増えています。そこで、このような消費者トラブルの未然防止・拡大防止のため、住宅用太陽光発電システムの点検に関する相談事例を紹介し、市民の皆さんへ注意喚起を行います。

相談事例

「太陽光発電設備の点検は義務付けされている」と言われたが、本当か

 事業者が自宅にやって来て、太陽光発電設備の点検が義務付けられていると言われた。太陽光発電を 20 年近く使用している。事業者は4年に一度点検をするように言い、アンケートへの記入を勧められた。急に来訪を受け名乗らず、説明も納得できないためアンケートも書かず断った。今まで点検はしてこなかったが、点検は義務化されたのか。

「太陽光パネルの点検が義務化された」と言われ、洗浄とコーティング契約をしたが、娘はだまされていると言う。業者の説明はウソか

 突然、事業者が訪問してきて「太陽光パネルの点検が法律で義務化されたので、太陽光設備を無料で点検する。パネルによる火災事故が起こっている。」などと説明された。後日、事業者が改めてやってきてドローンを飛ばして点検した。事業者に「パネルをサーモモニターで確認したところ赤くなっているので、今後、太陽光パネルを長期使用するためには洗浄とコーティングが必要」と言われ、言われるがまま約40万円の契約をした。ネットで調べた娘から、だまされているので解約をするように言われた。事業者の説明が虚偽なら解約したい。

  消費者へのアドバイス1

 太陽光発電システムは、電気事業法や再生可能エネルギー電気の利用の促進に関する特別措置法(再エネ特措法)等の関係法令に沿って適切に維持管理することが求められますが、点検義務の対象になるかは、再エネ特措法に基づくFIT制度・FIP制度の利用の有無や出力等により異なります。太陽光発電システムを効率的に、また安全に利用するためには、定期的な点検を行うことが重要ですが、「点検が義務化された」など契約を迫るセールストークには慎重に対応する必要があります。

  「太陽光発電システムの点検商法」に係る相談件数の年度別推移

消費者へのアドバイス2

  • 事業者から「点検が義務化された」などと言われても安易に契約せず、まずは点検の要否を確認しましょう。
  • 太陽光発電システムの点検やメンテナンスの契約をする場合は、その場で契約せずに複数社から見積もりを取り検討しましょう。
  • 不安に思った場合は、いわき市消費生活センター等に相談しましょう。

  *消費者ホットライン「188(いやや!)」番

   最寄りの市町村や都道府県の消費生活センター等をご案内する全国共通の3桁の電話番号です。

 

不安に思ったりトラブルになった場合は、消費生活センターに相談しましょう

消費生活センターは、消費生活に関する困りごとについて相談を受け付け、解決のための助言やあっせん(交渉の手伝い)などを行っています。
消費者トラブルの解決のためには、できるだけ早く消費生活センターに相談することが大切です。
変だな?おかしいな?と思ったら、一人で悩まず、気軽にご相談ください。

いわき市消費生活センター
0246-22-0999(相談専用)
受付時間 月曜日から金曜日 午前9時から午後4時(祝日および年末年始を除く)                
消費者ホットライン
188(いやや)
最寄りの市町村や都道府県の消費生活センターなどを案内する、全国共通の電話番号です。
年末年始(12月29日から1月3日)を除いて、原則毎日ご利用いただけます。            

 注:いずれの番号も相談は無料ですが、電話の通話料金がかかります。      

詳しくは、関連リンク「消費生活相談のご案内」をご覧ください。                          消費者庁消費者ホットライン188

イメージキャラクターイヤヤン

このページに関するお問い合わせ先

消費生活センター

電話番号: 0246-22-0999【相談専用】 0246-22-7021(事務直通) ファクス: 0246-22-0985

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