SNSなどのインターネット広告によるトラブルに注意!
登録日:2025年4月28日
インターネットサービスを楽しむために
SNSなどのインターネットサービスが普及し、わたしたちの生活は便利になる反面、トラブルも増えています。
そこで、SNSをはじめ、インターネット広告で注意したい消費者トラブルと、被害に遭わないためのアドバイスを紹介します。
「定期縛りなし」が「解約するまで続く定期購入」だったなんて…!
スマートフォンで動画を視聴していたところ、「一粒飲めば痩せる」と宣伝されたサプリの動画広告が表示され興味を持った。事業者のサイトに遷移し、初回お試し価格約900円で「定期縛りなし」と書かれたダイエットサプリを購入した。商品が届き納品書を確認したところ、次回お届け予定日が書かれており、その時初めて定期購入だと分かった。試しに飲んでみて定期購入を改めて注文すると思っており、解約しなければ次も届くとは思っていなかった。解約したい。
- 「定期縛りなし」という記載は「1回限り」という意味ではない可能性があります。
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インターネット通販では、注文する前に販売サイトや「最終確認画面」の表示をよく確認しましょう。
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「最終確認画面」はスクリーンショットで必ず保存しましょう。
鍵の出張作業を頼んだら想定外の料金に!
夜、自宅の鍵を紛失したことに気がつき、インターネットで見つけた鍵交換業者に連絡すると「通常5千円から3万円。最高で5万円」と言われた。作業前に料金を確認したが返事がないまま作業され、作業後約10万円の高額な請求を受けた。
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鍵の紛失等に気づいたら、まずは慌てず、家族や周りの人に相談しましょう。
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時間帯や現場の状況により、インターネットの広告に表示された料金で依頼できるとは限りません。焦らず、作業してもらう前に納得できるまで説明を求め、作業内容と料金は必ず書面で確認しましょう。
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料金や作業内容に納得できない場合は、後日納得した金額で支払う意思があることを示しつつ、その場での支払いは断りましょう。
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緊急時に備え、所有する鍵の種類やメーカーなどを確認し、信頼のおける事業者の情報を調べておくと安心です。賃貸住宅の場合は大家や管理会社に対応方法を確認しておきましょう。
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広告などの表示額と実際の請求額が大きく異なる場合など、事業者とトラブルになった場合は、早めに消費生活センターに相談しましょう。
作業後に高額請求する害虫駆除トラブル
賃貸アパートの寝室でゴキブリがベッドに飛んできた。明け方なので大家には連絡せず、スマートフォンで「ゴキブリ駆除」「業者」と検索し、「約500円から」と書いてあった業者に電話をすると「30分で訪問可能」と言われ、その後、担当者から折り返しがあったが住所などの確認のみで、詳しい作業内容や料金の説明はなかった。作業員1名が訪問し、室内を点検後、隙間箇所やエアコンにスプレーを噴射した。作業員から呼ばれたので見に行くと「フンや卵があった」と言われ卵2個を見せてもらったが発見した瞬間は見ていない。「室内全体の燻蒸作業が必要」等と言われ、約20万円の料金を請求された。作業完了後、その場で半額のみ支払い、残金は後日、銀行振込する約束をしたが、あまりにも高額ではないかと思う。クーリング・オフしたい。
- 極端に安い価格を表示するウェブサイトや広告には気を付けましょう。
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事業者への依頼が本当に緊急で必要なものか冷静に考えましょう。
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料金や作業内容に納得できない場合は、その場での支払いは避けましょう。
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クーリング・オフができる場合があります。
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少しでもおかしいと思ったら、すぐに消費生活センターに相談しましょう。
便利な旅行予約サイトでトラブルに!?
5カ月後に8人で国内旅行をしようと思い、キャンセル料無料の温泉宿をインターネットで検索した。表示された旅行予約サイトで、1泊約8万円の温泉宿をとりあえず予約したが、2時間後にキャンセルしたところ、100%のキャンセル料金が発生してしまった。旅行予約サイトを運営する海外事業者の海外事務所に国際電話で相談したが、回答が得られなかった。温泉宿にも相談したが、「当宿にキャンセル料無料の設定は無い」と言われ、旅行予約サイトにも「キャンセル料無料」との表示はなかったことがわかった。旅行予約サイトの表示をよく確認しなかったのは私の落ち度だが、5カ月先の予約を2時間後にキャンセルしたのに100%のキャンセル料金は納得できない。
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サイト運営事業者の情報を確認し、海外事業者の場合はカスタマー対応窓口の情報を確認しましょう。
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キャンセル条件や契約内容をよく確認しましょう。
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予約確認メールやマイページで契約内容を確認しましょう。事業者に問い合わせを行った場合は、その問合せ内容も保管しておきましょう。
不安に思ったりトラブルになった場合は、消費生活センターに相談しましょう
消費生活センターは、消費生活に関する困りごとについて相談を受け付け、解決のための助言やあっせん(交渉の手伝い)などを行っています。
消費者トラブルの解決のためには、できるだけ早く消費生活センターに相談することが大切です。
変だな?おかしいな?と思ったら、一人で悩まず、気軽にご相談ください。
いわき市消費生活センター
0246-22-0999(相談専用)
受付時間 月曜日から金曜日 午前9時から午後4時(祝日および年末年始を除く)
消費者ホットライン
188(いやや)
最寄りの市町村や都道府県の消費生活センターなどを案内する、全国共通の電話番号です。
年末年始(12月29日から1月3日)を除いて、原則毎日ご利用いただけます。
注:いずれの番号も相談は無料ですが、電話の通話料金がかかります。
詳しくは、関連リンク「消費生活相談のご案内」をご覧ください。
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このページに関するお問い合わせ先
消費生活センター
電話番号: 0246-22-0999【相談専用】 0246-22-7021(事務直通) ファクス: 0246-22-0985