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更年期障害について

登録日:2024年10月17日

もくじ

  1. 毎年10月18日は世界メノポーズデイ
  2. その症状、もしかしたら更年期かも?
  3. 女性の更年期の症状
  4. 男性の更年期の症状
  5. 更年期に気を付けたいこと
  6. 更年期障害の主な治療方法
  7. 相談窓口

毎年10月18日は「世界メノポーズデー(World Menopause Day)」です

 メノポーズとは、閉経のことを指します。閉経前後の約10年間を「更年期」といい、世界メノポーズデーは、更年期の健康に関わる情報を全世界へ提供する日として定められています。
 さらに、国内では、毎年10月18日から24日までの1週間を「メノポーズ週間」として、本市でも更年期障害をはじめとした女性の健康にかかる啓発活動を行います。

その症状、もしかしたら更年期かも…?

 最近なんだかつかれやすい、イライラする、汗をかきやすい…。こんな症状がある方、もしかしたら更年期かもしれません。従来は「更年期」といえば、女性の話でしたが、最近では男性の更年期も話題になっています。

 更年期は誰もが迎える時期であり、これまでとは違った変化が体や心に現れます。人によっては更年期障害がみられ、治療が必要になることもあります。いつまでも健康で過ごすために、体と心の変化ついて考えてみませんか。

「ひとりで我慢しない!!更年期の上手な過ごし方」のチラシはこちら(PDF/1138KB)から

更年期とは?更年期障害とは?

  • 更年期:閉経前の5年間と閉経後の5年間を併せた10年間のこと。日本人女性の閉経は平均50歳のため、45~55歳頃が一般的な年齢です。
  • 更年期障害:更年期に起こる症状の中で、日常生活に支障をきたすつらい状態のこと。

  ※更年期に必ずしもつらい症状が起こるとは限りません。

  • 男性の場合、男性ホルモンは加齢とともに徐々に低下するため、女性のように一定の時期はありません。女性より長い期間にわたり、身体的な症状や性機能に関連した症状が出ることがありますが、女性と比べると、症状が軽く気づかれないことも多いです。

男女別の主な症状

【女性の症状】

女性 原因 エストロゲン(女性ホルモン)の減少
発症しやすい年齢・期間

40代前半から50代前半くらいまでと個人差も大きい

40代後半から閉経後5年程で落ち着いてくる

症状

●生活習慣病にかかりやすくなる

●肩こり、腰痛、背中の痛み

●疲労感、疲れやすい

●イライラ、不安感

●のぼせ、ほてり、発汗など

●皮膚や排尿のトラブル

●骨がもろくなる

 女性の更年期症状のセルフチェック(SMIスコア:簡略更年期指数)

 →Webページ(厚生労働省研究班(東京大学医学部藤井班)監修 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ)はこちらから

 →印刷用はこちら(PDF/331KB)から

 出典:小山ら 更年期婦人における漢方治療:簡略化した更年期指数による評価(1992:9:30-34 産婦人科漢方研究のあゆみ)

 

【男性の症状】

男性 原因 テストステロン(男性ホルモン)の減少
発症しやすい年齢・期間

40歳以降いつまでも

女性の閉経のような区切りがないため、自覚しにくい

症状

●生活習慣病にかかりやすくなる 

●肩こり、腰痛、背中の痛み 

●疲労感、疲れやすい 

●不眠

●気分がすぐれない、うつ

●前立腺障害(頻尿など)、ED(勃起不全)

●集中力・記憶力の低下など

 男性の更年期症状のセルフチェック(AMSスコア:男性更年期障害質問票) 

 →印刷用はこちら(PDF/336KB)から

 出典:日本泌尿器科学会/日本Men’sHealth医学会「LOH症候群診療ガイドライン」

    検討ワーキング委員会「加齢男性性腺機能低下症候群診療の手引き」

更年期に気を付けたいこと

  • 更年期には様々な症状がありますが、他の疾患が隠れていることもあります。ほかの疾患を発見し、治療するためにも、症状がつらい時には我慢せず受診することが大切です。
  • 更年期障害と間違えやすい病気(女性:子宮がん、甲状腺疾患、糖尿病、うつ病など、男性:前立腺肥大症、糖尿病、うつ病など)
  • 女性ホルモンには、骨粗しょう症を防いだり、コレステロール値を下げる作用があります。また男性ホルモンは糖尿病・肥満・動脈硬化・がんの防止に関与します。
  • これらの性ホルモンが減少する更年期以降は、これまで以上に健康づくりに取り組んでいく必要があります。食事は腹八分目にして肥満を防止し、自分のペースで楽しくできる運動を続けましょう。また、睡眠や休養により、十分な休息をとることも重要です。健康づくりに取組むと同時に、毎年健康診断やがん検診等を受診して、ご自身の健康状態を確かめてみましょう。

  →健康診断やがん検診に関する情報はこちらから

更年期障害の主な治療方法

 男女ともに更年期障害の主な治療は、薬物療法によって行われます。更年期障害は個人差が大きく、「持病や痛み、体力等の身体面」「性格や不安、うつ状態などの心理面」「仕事や経済、人間関係等の社会及び環境面」が複雑に関与し、症状を引き起こします。医師はこれらを含め十分なカウンセリングの上、対症療法のための薬物療法を行います。

  • ホルモン補充療法(HRT​​​)
  • ​漢方療法
  • 向精神薬療法

 身体症状がつらい時は、女性の場合は婦人科、男性の場合は泌尿器科、精神症状がつらい時は男女ともに心療内科に相談しましょう。

 大切なのは、更年期をマイナスイメージでとらえず、これから迎える老後に向けて、ゆっくりと準備をする良い機会と考えましょう。

相談窓口

医療機関の受診に迷う場合は、各地区保健福祉センター健康係へご相談ください。

地区保健福祉センター名 電話番号
平地区保健福祉センター 健康係 0246-22-7621(直通)
小名浜地区保健福祉センター 健康係 0246-54-2111
勿来・田人地区保健福祉センター 健康係 0246-63-2111
常磐・遠野地区保健福祉センター 健康係 0246-43-2111
内郷・好間・三和地区保健福祉センター 健康係 0246-27-8692(直通)
四倉・久之浜大久地区保健福祉センター 健康係 0246-32-2114(直通)
小川・川前地区保健福祉センター 健康係 0246-83-1329(直通)

 

このページに関するお問い合わせ先

保健福祉部 健康づくり推進課

電話番号: 0246-22-7448 ファクス: 0246-22-7570

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