いわき伝統野菜について
更新日:2024年3月28日
「いわき伝統野菜」について
「いわき伝統野菜」とは
いわき市内において、「自家採種」や「株分け」により、今日まで世代を越えて受け継がれてきた「在来作物」のことです。
収穫した作物から種を採り、次の年に蒔き、そしてまた収穫して種を採る。そうした営みにより、長い年月をかけてその土地の気候や風土に馴染み、人々の衣食住を支えてきたことから、「地域の知的財産」あるいは「生きた文化財」ともいわれています。
近年、この伝統野菜を見直そうという取組みが全国各地に広がっており、いわき市は、この希少な作物の魅力を発信するとともに、次世代を担う子どもたちに継承するため、伝統野菜を活用した農業振興を推進しています。
これまでの主な取組み
これまでの主な取組みは、こちらのサイトをご覧ください。
いわき見える化プロジェクト 魅力アップ!いわき情報局 「いわき伝統野菜」
いわき伝統野菜認証制度
市内において概ね30年以上前から、自家採種や株分けにより、現在も栽培されている在来作物を「いわき伝統野菜」として認証し、地域資源として活用するとともに、種の保存・継承を目的とした制度です。
<審査機関> いわき伝統野菜認証審査会(いわき市農業生産振興ブランド化協議会)
品目名 | 主な栽培地 | 旬 | 特徴 |
---|---|---|---|
いわきとっくり芋 | 平下神谷 |
11月頃から 12月頃まで |
酒徳利のような面白い形と、長芋と自然薯との間の程よい粘りで、アクやクセが少なく食べやすい。 |
大久じゅうねん (エゴマ) |
大久町 | 12月頃から | じゅうねん味噌や和え物、そうめんのつゆ等で親しまれ、じゃんがら念仏踊りの歌詞にも歌われている。香ばしい香りとプチプチとした食感が特徴。 |
山玉おくいも | 山玉町 |
6月頃から 7月頃まで |
白質でデンプン質が多く、煮崩れしにくい。ねっとりとした食感が人気。 |
むすめきたか (小豆) |
三和町ほか | 10月頃から | クリーム色と赤色の斑模様。皮が薄く小ぶりで早く煮えるため「嫁に行った娘が里帰りしてきた際に、すぐに煮て食べさせることができる」ことから、「むすめきたか」の愛称で親しまれている。 |
小白井きゅうり | 川前町 |
7月頃から 8月頃まで |
上部は淡い緑色、下半部が白色、円筒型の太く短い形。シャキシャキとして歯切れが良く、香り高い。 |
さとまめ (大豆) |
田人町ほか | 11月頃から | 種皮は少し赤みがかった茶色で、皮をむくと中は栗色。やさしい色味と風味の良さが特徴。 |
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農林水産部 農業振興課
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