コンテンツにジャンプ

8月は食品衛生月間です!食中毒に注意しましょう。 

登録日:2025年8月1日

 

    

 

 夏は細菌による食中毒が発生しやすい季節です。食品のにおいや味、色がおかしくなくても、食中毒は発生します。
 肉の加熱に十分気を付けたり、食品購入後の取り扱いに注意を払うなど、家庭でできる予防を心がけ、食品を衛生的に保ちましょう。

 

食品衛生月間について

 厚生労働省では、全国的に食品衛生思想の普及・啓発をより一層強力に推進するため、8月の1か月間を「食品衛生月間」と定めています。
 いわき市においても、食中毒事故の防止と食品衛生管理の向上のため、毎年8月の1か月間を「食品衛生月間」と定め、食品等事業者や消費者の方に対し、食中毒事故の防止や、食品に関する衛生管理についての普及・啓発、リスクコミュニケーションの推進、食品の安全性に関する情報提供を行っています。

食中毒予防のポイント

 食中毒というとレストランなどの飲食店の食事が原因と思われがちですが、毎日食べている家庭の食事でも発生します。

 食中毒を引き起こす主な原因は、「細菌」と「ウイルス」です。食中毒は、その原因となる細菌やウイルスが食べ物に付着し、体内へ侵入することによって発生します。

 食中毒を防ぐため、食中毒予防の3原則「つけない、ふやさない、やっつける」を徹底しましょう。

≪食中毒予防の3原則≫ 

食中毒菌を…

(1)つけない

  • こまめな手洗い、消毒をしましょう。
  • 調理器具などは用途によって使い分け、洗浄・消毒をしましょう。

 

(2)増やさない

  • 食品・食材は適切な温度で管理し、調理後は速やかに食べましょう。

 

(3)やっつける

  • 肉や魚などの加熱が必要な食品は、食品の中心部まで75℃で1分間以上を目安に、しっかりと火を通しましょう。

             

            

 

家庭での食中毒を予防するための6つのポイント

 家庭での食中毒を予防するために、食中毒予防の3原則をどのように実践すればよいでしょうか?

 食品を購入してから、調理して、食べるまでの過程(「買い物」「家庭での保存」「下準備」「調理」「食事」「残った食品」)において、6つのポイントで普段の食事作りをチェックしてみましょう。

 

ポイント1: 買い物(食品の購入)

  • 生鮮食品(肉、魚、野菜など)は、新鮮な物を購入しましょう。
  • 表示のある食品は、消費期限・賞味期限を確認しましょう。
  • 肉や魚などは、汁(ドリップ)や水分がもれないようにビニール袋などにそれぞれ分けて包みましょう。できれば、保冷剤(氷など)と一緒に持ち帰りましょう。
  • 生鮮食品や冷凍食品など、温度管理が必要な食品の購入は、買い物の最後にし、購入したら早めに帰るようにしましょう。

 

 ポイント2: 家庭での保存

  • 冷蔵や冷凍の必要な食品は、持ち帰ったら、すぐに冷蔵庫や冷凍庫に入れましょう。
  • 冷蔵庫や冷凍庫に食品を入れる際は、7割を目安にし、つめ込みすぎないようにしましょう。
  • 冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下に維持することが目安です。

(細菌の多くは、10℃以下では増殖スピードが遅くなります。ですが、細菌自体が死ぬわけではありませんので、早めに使いきるようにしましょう。)

  • 肉や魚などは、ビニール袋や容器に入れ、冷蔵庫内で他の食品に汁(ドリップ)などがかからないようにしましょう。
  • 肉、魚、卵などを取り扱う時は、取り扱う前と後に必ず手を洗いましょう。

ポイント3:下準備

  • 調理の前に、ハンドソープでよく手を洗いましょう。特に、生の肉や魚、卵を触った後、トイレの後など、こまめに手を洗いましょう。
  • 野菜などの食材は、流水できれいに洗いましょう。
  • 生の肉や魚などの汁(ドリップ)が、生で食べる物(サラダ、果物など)や調理の済んだ食品にかからないよう注意しましょう。
  • 生の肉や魚を切った後、洗わずにその包丁・まな板で、生で食べる食品(サラダや果物など)や調理の終わった食品を切ることはやめましょう。生の肉や魚についている細菌が、他の食品を汚染してしまいます。生の肉や魚を扱った後の調理器具は洗った後、熱湯をかけて殺菌することが大切です。また、次亜塩素酸ナトリウム(台所用漂白剤)の使用も効果的です。包丁やまな板は、用途別(肉用、魚用、野菜用)にそろえて、使い分けができると、より安全です。
  • 冷凍食品(冷凍庫で凍結した食品)の解凍は、冷蔵庫や電子レンジを利用し、自然解凍は避けましょう。
  • 冷凍食品(冷凍庫で凍結した食品)は使う分だけ解凍し、解凍後はすぐに調理しましょう。再冷凍や再解凍を繰り返さないようにしましょう。
  • 包丁などの器具、ふきん、スポンジ等は、洗剤と流水で良く洗いましょう。ふきんのよごれがひどい時には、清潔なものと交換しましょう。次亜塩素酸ナトリウム(台所用漂白剤)へのつけ込みを行ったり、たわしやスポンジについては、熱湯で煮沸したあと乾燥させると効果的です。

 

ポイント4:調理

  • 調理の前に、ハンドソープでよく手を洗いましょう。特に、生の肉や魚、卵を触った後、トイレの後など、こまめに手を洗いましょう。
  •  肉や魚などの加熱して調理する食品は、十分に加熱しましょう。

(目安は、食品の中心部の温度が75℃で1分間以上加熱することです。)

  • 料理を途中でやめるような場合は、ラップや蓋などで覆いをして、冷蔵庫に入れましょう。

(調理途中の食品をそのまま室温に放置すると、細菌が食品中で増殖するおそれがあります。)

 

ポイント5:食事

  • 食べる前に、手を洗いましょう。
  • 清潔な器具を使い、清潔な食器に盛りつけましょう。
  • 温かく食べる料理は温かく、冷やして食べる料理は冷たくしておきましょう。

(目安は、温かい料理は65℃以上、冷やして食べる料理は10℃以下です。)

  • 作った料理は、長い時間、室温に放置しないようにしましょう。

 

ポイント6:残った食品

  • 残った食品を扱う前にも手を洗いましょう。
  • 残った食品はきれいな器具を使い、清潔な容器に保存しましょう。
  • 残った食品は、早く冷えるように、浅い容器に小分けして保存しましょう。
  • 温め直す時も、十分に加熱しましょう。

(目安は、食品の中心部の温度が75℃で1分間以上の加熱です。味噌汁やスープなどは、沸騰するまで加熱しましょう。)

  • 時間が経ち過ぎたり、ちょっとでも怪しいと思ったら、食べずに捨てましょう。

 

このページに関するお問い合わせ先

保健所生活衛生課食品衛生係

電話番号: 0246-27-8593 ファクス: 0246-27-8600

このページを見ている人はこんなページも見ています

    このページに関するアンケート

    このページの情報は役に立ちましたか?