お弁当の取扱いに注意しましょう! 【消費者の方へ】
登録日:2024年8月2日
お弁当の取扱いに注意しましょう!
レジャー、各種スポーツ大会などの各種イベントの際、屋外・屋内を問わずお弁当を喫食する機会が多くなります。お弁当を作る時の衛生管理だけでなく、特に気温が高くなる季節は、喫食するまでの保管、管理等も適切に行うことで、安全安心にお弁当を喫食しましょう。
お弁当による食中毒リスクについて
お弁当は、家庭や飲食店での食事とは異なり、調理後から喫食までに時間を要することが想定されます。そのため、食中毒菌の繁殖などのリスク等を正しく理解し、適切な管理をしなければなりません。ここでは、食中毒のリスクを低減させるための最低限の予防策、知識についてご紹介します。
1 食中毒菌が増殖する条件とは?
細菌は、栄養、水分、温度が最適であればあるほど、増殖速度は早まり、時間の経過とともに2倍、4倍、16倍…と増殖します。そのため、細菌が繁殖する条件をコントロールし、増殖を押されることが食中毒予防には重要です。
※お弁当は細菌が増殖する条件が整いやすいため、より一層の衛生管理が重要になります。
2 食中毒予防の3原則
- つけない
細菌やウイルス等の病原性のある有害微生物(食中毒菌等)を食品につけない(汚染させない)。
⇒手洗いの徹底、包丁、まな板等の器具類の洗浄及び殺菌、食品への二次汚染防止
- ふやさない
適切な温度管理等により細菌を増やさないようにしましょう。
⇒速やかに調理し、早めに喫食する。
⇒温度管理の徹底
- やっつける
食品の中心部まで75℃で1分以上加熱しましょう。ノロウイルスの場合には85℃~90℃で90秒以上を目安に加熱しましょう。
★時間が経ちすぎたり、期限切れや包装が膨張しているなど、怪しいものは食べないようにしましょう。
お弁当の取扱いに関する注意点
購入して喫食する場合
- 速やかな喫食
お弁当は受け取った後に長時間保管することは避け、速やかに喫食しましょう。
- 適切な管理の徹底
お弁当を喫食するまでに長時間の保管が想定される場合(ご自身で持参したお弁当等)は、直射日光が当たるのを避け、保冷剤などにより低温での保管を行いましょう。また、保冷剤を入れていても、お弁当の重ね置きにより、場所によって冷却が不十分とならないように、保管方法や保冷剤の配置、数などを工夫しましょう。
- 手洗いの実施
手指には細菌やウイルス等が付着している可能性があります。石けん等を使用した適切な手洗いを行いましょう。
ご自身で作る場合
- 手洗いの徹底
手洗いは、作業工程毎、食材やごみなどにより手指が汚染を受けた時等、こまめに実施しましょう。
- 食材の衛生的な管理
食品食材については、購入後には速やかに冷蔵庫・冷凍庫などで保管しましょう。
庫内に保管する肉・魚等については、有害な微生物が他の商品へ広がらないように蓋つきの容器等に入れ、適切に管理しましょう。
- 調理器具やお弁当箱の管理
お弁当箱はしっかり洗浄したものを使用しましょう。洗浄する際にはパッキンなどを取り外し、隅々までしっかりと洗浄しましょう。また、洗浄後はしっかり乾燥させましょう。
- 食材の十分な加熱
しっかりと中心まで加熱することが大切です。上記の食中毒のリスクを確認し、中心温度で菌が死滅する温度までしっかり加熱しましょう。
※サラダ、果物等の非加熱の食材を入れる場合には、流水で良く洗浄して水気をよく切ってから入れるようにしましょう。別容器に入れるとより安全です。
お弁当は当日に調理することが原則ですが、前日に調理したものを入れる場合には、お弁当箱に入れる前に十分な再加熱を行いましょう。
- 温度管理の徹底
ごはんやおかずを温かいうちに盛り付けて、ふたをしてしまうと熱や蒸気がこもり、菌が増殖しやすくなってしまいます。しっかりと放冷してからふたをし、低温で保管しましょう。保管にあたっては保冷剤などを適切に活用し、喫食までの温度管理を徹底しましょう。
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