年末年始、身近な製品による、けがや事故に気をつけて!!
更新日:2025年12月22日
事故に気をつけて、楽しい年末年始を過ごしましょう
冬の季節は、暖房器具で、毎年多くの火災事故が発生しています。安全に冬を過ごすためには、日々の点検が欠かせません。また、年末年始などで、人が集まる機会も多くなり、大人が目を離したすきに、小さなお子さんが炊飯器やケトルの蒸気に触れてやけどを負ってしまった、誤ってマグネットボール(強い磁石)を飲んでしまったなどの事故も発生しています。基本的な使い方がわかっている製品だとしても、購入した際は取扱説明書をよく読んで、注意・警告事項等を正しく理解し使用しましょう。
ストーブとの程よい距離感が大切です
2020年から2024年までの5年間に独立行政法人製品評価技術基盤機構NITE(ナイト)に通知された製品事故情報では、主な暖房器具の事故が596件ありました。そのうち、電気ストーブ・ファンヒーター(以下、電気暖房器具)と石油ストーブ・ファンヒーター(以下、石油暖房器具)の事故が約8割を占めています。
※出典:製品評価技術基盤機構(NITE)
消費者へのアドバイス
“電気”暖房器具及び“石油”暖房器具について、使い始めや日々の「4つの点検ポイント」+使用中の「1つの注意ポイント」を確認し、事故を未然に防いで安全に冬を過ごしましょう。
“電気”暖房器具の4つの点検ポイント
- 電源コードや電源プラグが変形・破損していないか、コンセントがたこ足配線になっていないかを確認する。
- 本体に変色や変形等の異常がないかを確認する。
- 転倒時オフ機能(転倒時オフスイッチ等)が正常に作動するか確認する。
- 製品がリコール対象製品ではないか確認する。
“石油”暖房器具の4つの点検ポイント
- ほこりがたまっていれば取り除く。
- 対震自動消火装置が正しく作動するか確認する。
- 燃料は新しい灯油を使い、昨シーズンの灯油を使用しない。灯油とガソリンは別の場所で保管するなど、誤給油を防ぐための対策を徹底する。
- カートリッジタンクの給油口ふたが確実に閉まっていること、漏れがないかを確認する。
【+1】暖房器具使用中の注意ポイント
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暖房器具と壁や可燃物との距離が十分に確保できているかを確認する(洗濯物は乾かさない)。
子どもによる磁石の誤飲事故に注意しましょう
全国の消費生活センターには、複数の「マグネットボール」を子どもが誤飲し、胃壁や腸壁を挟んで留まり穴があくなどして、開腹手術等で摘出した事故情報が寄せられています。マグネットボールとは、球や立方体等の形をした小さな磁石を複数個セットにした商品で、パズルや玩具などとうたって販売されています。(子どもの誤飲事故防止のため2023年6月19日以降は原則販売禁止されています。ただし、国際基準を満たした「PSCマーク」が表示された新しい基準に適合しているものは、2023年12月19日以降販売が可能となっています。)磁石の種類はネオジム磁石と表示されているものが多く、フェライト磁石の10倍以上の磁力をもつとされています。磁石の誤飲、特に複数の磁石(または磁石と金属)の誤飲には十分注意し、誤飲した可能性がある場合は直ちに医療機関を受診しましょう。
消費者へのアドバイス
〇マグネットボールを子どもに与えない
- 重篤な事故が報告されています。保護者の気がつかないうちに誤飲する可能性も考えられます。マグネットボールを玩具として子どもに与えないようにしましょう。
- マグネットボール以外の磁石の誤飲事故も発生しています。文房具などの磁石を用いた商品を含め、磁石の取り扱いについては十分注意しましょう
〇磁石を誤飲した可能性があれば、すぐに医療機関へ
- 複数の磁石の誤飲や、または磁石と磁石につく金属の誤飲は大変危険です。
- 消化管の穿孔は徐々に起こることから、初期にはあまり症状が現れないこともあります。
- 子どもが複数の磁石を誤飲した可能性があれば、すぐに医療機関を受診してください。
不安に思ったりトラブルになった場合は、消費生活センターに相談しましょう
消費生活センターは、消費生活に関する困りごとについて相談を受け付け、解決のための助言やあっせん(交渉の手伝い)などを行っています。
消費者トラブルの解決のためには、できるだけ早く消費生活センターに相談することが大切です。
変だな?おかしいな?と思ったら、一人で悩まず、気軽にご相談ください。
いわき市消費生活センター
0246-22-0999(相談専用)
受付時間 月曜日から金曜日 午前9時から午後4時(祝日および年末年始を除く)
消費者ホットライン
188(いやや)
最寄りの市町村や都道府県の消費生活センターなどを案内する、全国共通の電話番号です。
年末年始(12月29日から1月3日)を除いて、原則毎日ご利用いただけます。
注:いずれの番号も相談は無料ですが、電話の通話料金がかかります。
詳しくは、関連リンク「消費生活相談のご案内」をご覧ください。 消費者庁消費者ホットライン188
イメージキャラクターイヤヤン
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