【保健所からのお知らせ】有毒植物による食中毒に対する注意喚起について

食中毒の発生について（有毒植物による食中毒に対する注意喚起）

　本市内において、有毒植物による食中毒が発生しましたのでお知らせします。

経緯

　令和７年４月８日に、市内医療機関より「本日、バイケイソウと疑われる野草を喫食した患者を診察し、症状や発症時間からも食中毒が疑われる」との通報を受け直ちに調査を開始しました。

調査結果

　調査の結果、発症状況及び喫食状況などの疫学的調査により、次の事項が判明したことから、本件については、原因食品をバイケイソウ（推定）、病因物質を植物性自然毒とする食中毒と断定しました。
　なお、喫食した野草は、発症者が市外で４月８日にオオバギボウシ（ウルイ）として採取し、自宅で調理されたものでした。

1. 主な症状がめまい、倦怠感、嘔吐等であり、既知のバイケイソウによる症状と概ね一致する。
2. 発症期間が約30分であり、既知のバイケイソウによる発症期間（喫食後30分から１時間程度）と一致する。
3. 医師より食中毒患者等届出票が提出された。

発生状況

発症者関係	発症日時	令和７年４月８日　午後１時から
	症状	めまい、倦怠感、嘔吐等
	発症者数	総数１名 （内訳）  女性：１名（57歳）  ※発症者所在地：市内在住
	入院患者数	１名（４月９日現在、患者は快方に向かっている。）
原因食品		バイケイソウ（推定） （酢味噌和えとして喫食）
病因物質		植物性自然毒
原因施設		家庭

有毒植物にご注意ください

　食用と確実に判断できない植物は、絶対に「採らない、食べない、売らない、人にあげない」ようにしてください。

　 バイケイソウ（有毒植物）は、食用の野草であるオオバギボウシ（地方名：ウルイ）に酷似しているためご注意ください。

参考　本市管内における食中毒の発生状況（本件を含まない）

 

	件数	患者数	死者数
令和７年４月９日現在（１月１日から４月１日）	５件（０件）	30名（０名）	０名
令和６年同期（令和６年１月１日～４月末）	５件（２件）	６名（３名）	０名
令和６年（１月から12月）	13件（２件）	16名（３名）	０名

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　                  　　※（　）内の数字は、植物性自然毒による食中毒の内数です。

関連リンク

市ホームページ）有毒植物による食中毒に注意しましょう！

厚生労働省ホームページ）自然毒のリスクプロファイル