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有毒植物による食中毒に注意しましょう!

更新日:2024年3月11日

 全国的に、山菜やきのこが旬の季節を迎えると、有毒植物や毒きのこを食用の植物と誤って食べたことによる食中毒が発生しています。中には非常に強い毒性を示すものもあり、死亡する事例も報告されています。食用の野草、きのこと確実に判断できない植物は、絶対に「採らない、食べない、売らない、人にあげない」ようにしましょう。

 なお、市内の山菜や野生きのこについては、原子力災害特別措置法に基づく出荷制限や県からの出荷自粛要請が行われている品目がありますのでご注意下さい。

いわき市内での有毒植物による食中毒の発生状況(令和元年以降)

No 発生年月日 原因食品 原因となった有毒植物 原因施設 主な症状
1

令和2年4月

野菜の油炒め
(知人からウルイと言われて譲り受けた野菜)

バイケイソウ(推定) 家庭 喫食後約30分で嘔吐、めまい
2 令和4年3月

野草の酢味噌和え
(ウルイと誤認して自身で採取した野草)

バイケイソウ(推定) 家庭 喫食後約1時間30分で嘔吐、下痢、めまい、眼症状
3 令和5年4月

みそ汁

(自宅の畑で栽培しているニラと誤認して採取した植物)

スイセン(推定) 家庭 喫食後約30分で嘔吐、嘔気等

                                                 (令和6年3月現在)

間違いやすい植物

1 山野草で間違えやすい例

 市内では、バイケイソウ(有毒)を食用のオオバギボウシ(通称ウルイ)と間違えて喫食したことによる食中毒が発生しています。特に新芽の時期の外見が似ており、判別には知識と経験が必要です。

バイケイソウとウルイ

2 家庭菜園等で間違えやすい例

 例年、家庭菜園等の野菜と有毒植物を間違えて喫食することによる食中毒が発生しています。観賞用植物の中には有毒なものも数多くありますので、家庭菜園や畑とは隔離して植えるようにしてください。野草と同様に、新芽の時期や花が咲いていない時期に間違える例が多いため、野菜を収穫する際は注意が必要です。

ニラとスイセン

3 もし誤食してしまったら

 有毒植物を誤食し、しびれや吐気、嘔吐などの中毒症状が起きた場合は、速やかに医療機関を受診し、医師の指示に従ってください。原因となった山野草が残っている場合は、治療等の参考になる場合があるため、受診の際に持参するようにしてください。

参考情報

リーフレット

【観賞用植物の誤食に注意!】(PDF/1435KB)(出典:厚生労働省ホームページ)

【有毒植物に要注意】(PDF/819KB)(出典:厚生労働省ホームページ)

【高齢者の誤食・中毒・死亡が多発!その植物、有毒かも】(PDF/1018KB)(出典:厚生労働省ホームページ)

【有毒な植物と食べられる植物間違えないように気をつけて!】(PDF/5MB)(出典:国立医薬品食品衛生研究所安全情報部)

関連情報(外部リンク)

自然毒のリスクプロファイル(厚生労働省ホームページ)

有毒植物による食中毒に注意しましょう(厚生労働省ホームページ)

有毒山野草による食中毒にご注意(福島県ホームページ)

このページに関するお問い合わせ先

いわき市保健所生活衛生課

電話番号: 0246-27-8593 ファクス: 0246-27-8600

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