災害時の口腔ケア ~歯みがきが あなたの命を守ります!~
登録日:2024年8月30日
歯みがきが あなたの命を守ります!
災害関連死の死因、第1位は『肺炎』!
災害関連死とは…
災害に直接関連した原因で死亡したわけでなく、避難生活など災害による環境の変化などにより死亡することです。
災害関連死の特徴
高齢者に多く、肺炎の占める割合が多い!
避難所生活や水不足などで口の中を清潔に保つことができないと、お口のトラブルだけでなく、肺炎などの呼吸器感染症のリスクが高まります。
災害関連死の死因の中で肺炎が最も多くを占め、24.2%と報告されています。
(『阪神・淡路大震災における関連死の死因別割合』災害時の歯科保健医療対策—連携と標準化に向けて— より引用)
また、そのほとんどが誤嚥性肺炎とされています。
誤嚥性肺炎とは…
口の中の細菌を含んだ唾液や食物が誤って気管から肺に入ってしまうことで起こる肺炎です。
のどの反射や体力が低下した高齢者に多く発生します。
災害時に起こる お口の変化
お口のケガ(外傷)
災害によって、あご・唇・口の中にケガをしたり、歯が折れてしまった。
入れ歯をなくした
入れ歯を持ち出す間もなく避難した。入れ歯がなくて食事がしづらい。
歯が痛い、差し歯が取れた(歯科治療)
歯が痛くなっても治療を受けることができず、痛みを何日も我慢しなければならなかった。
避難中に差し歯が取れてしまった。
歯みがきができない
歯ブラシがない、水がない等の理由で歯みがきができず、歯肉が腫れたり口内炎ができた。
災害時もお口のケアを忘れず、誤嚥性肺炎を予防しましょう!
備えておこう!
※外した入れ歯は、見失わないように置いておきましょう。
治しておこう!
かかりつけ歯科医において、定期歯科検診を行いましょう。
むし歯・歯周病・入れ歯の適合チェックなど、必要な治療を済ませておきましょう。
知っておこう!
災害時のお口のトラブルを知っておきましょう。
外部リンク
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保健福祉部 保健所地域保健課
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