令和5年台風第13号災害検証について
登録日:2024年9月12日
令和5年台風第13号災害検証について
令和5年台風第13号の影響に伴い9月8日に発生した線状降水帯による豪雨災害によって、本市は甚大な被害を受けました。
今般の災害経験を本市の防災力・災害対応力の向上に繋げていくため、専門的見地から災害発生要因や災害対応の課題等について検証を行った。
検証の内容について
検証方法
本市と「防災に係る連係と協力に関する協定」を締結している東北大学災害科学国際研究所を中心に福島工業高等専門学校等(検証チーム)に調査・検証を依頼。
主な検証項目
1.新川・宮川の被災実態調査及び課題整理
2.避難行動の実態調査及び課題整理
3.避難所の実態調査及び課題整理
4.災害対策本部及び地区本部の実態調査及び課題整理
5.災害復旧の実態調査及び課題整理
6.土砂災害の実態調査及び課題整理
検証結果
検証段階に応じて、中間・年度末・最終報告を実施。
〇中間報告:令和5年12月22日(金)
9月8日の翌日からの現地調査を踏まえた課題について、中間報告の提出を受けた。
【資料:令和5年台風第13号災害検証中間報告】(PDF/892KB)
〇年度末報告:令和6年3月28日(木)
ソフト対策を中心とした、年度末報告の提出を受けた。
【年度末報告での主な内容】
〇IT技術の推進
→内水氾濫に対する水位計や監視カメラ設置の検討
〇地域の特徴を踏まえた避難対策の構築
→垂直避難が困難な平屋居住者への対策
〇職員の育成
→避難所運営職員の能力向上
→避難所運営マニュアルの見直し など
【資料:令和5年台風第13号災害検証年度末報告】(PDF/402KB)
〇最終報告:令和6年9月5日(木)
庁内関係部署や自主防災組織などへのヒアリングの実施、県の新川・宮川浸水対策検討会(最終回)の結果を精査し、実施す
べきハード・ソフト対策を整理し、最終報告の提出を受けた。
【最終報告での主な内容】
〇河川流域の安全確保
→流木等の抑制対策としての森林の適切な管理
〇避難行動対策
→高齢者等避難や避難指示と連動した開設避難所の明確化
→避難行動要支援者の避難方法の確保
〇避難所の改善
→プライバシーの確保など、避難所の環境改善
→多言語表記など、多文化を想定した準備
〇避難情報の発令等の改善 など
【資料:令和5年台風第13号災害検証最終報告】(PDF/2MB)
最終報告の様子
【検証チーム(東北大学災害科学国際研究所 柴山准教授)より災害検証報告書を提出】
【東北大学災害科学国際研究所 柴山准教授より説明】
【福島工業高等専門学校 丹野助教より説明】
【市長及び検証チームによる報道機関対応】
このページに関するお問い合わせ先
危機管理部 災害対策課
電話番号: 0246-22-1242 ファクス: 0246-22-7461