ツキノワグマにご注意を!!
登録日:2025年4月17日
いわき市内には、タヌキ、イタチ、イノシシ、サルやアナグマなど様々な野生生物が生息しています。
ツキノワグマは福島県の中通りや会津地方の山間部で生息しています。
現時点で、市域内での生息は確認されておりませんが、「ツキノワグマと思われる動物を見た」との目撃情報が寄せられております。
「クマ」と名前のつく動物
・アナグマ
体長50~90cmのイタチ科(ツキノワグマはクマ科)の動物です。
俗に「ムジナ」とも言われ、タヌキと混同される場合もあります。
アナグマは、在来生物です。
・アライグマ
体長40~60cmのアライグマ科(ツキノワグマはクマ科)の動物です。
気性が荒く、住宅への侵入や、農産物の被害などに注意が必要です。
また、特定外来生物に指定されております。
・ヒグマ
体長120~280cmで、ツキノワグマと同じクマ科の動物です。
ツキノワグマ(体長120~180cm)よりも大型の動物です。
北海道に生息し、いわき市を含めた本州には生息しておりません。
ツキノワグマにご注意ください!!
福島県から「ツキノワグマ出没注意報」が発令されております。
(令和7年4月16日から令和7年7月31日まで)
チラシ「ツキノワグマ出没注意報」(PDF/609KB)
本市内において、ツキノワグマの生息は現時点で確認されておらず、ツキノワグマによる農作物等の被害報告もありませんが、エサを求めて市域外から往来している可能性があり、山間部での目撃情報が寄せられていますので、万が一に備え、山間部に入山する際には、以下の点に十分注意してください。
ツキノワグマに関する通報内容等については、次のとおりです。
令和5年度ツキノワグマ関連の通報内容一覧(PDF/84KB)
令和6年度ツキノワグマ関連の通報内容一覧(PDF/94KB)
1 遭遇しないために
ツキノワグマは、本来、臆病な動物で、積極的に人を襲うことはありませんが、不意の遭遇でパニックになり襲いかかってくることがあります。
ツキノワグマとの遭遇を避けるために、以下の点についてご注意ください。
- 出かける前にツキノワグマの目撃情報等があるかあらかじめ確認する。また、入山後は、ツキノワグマがいるのかどうか痕跡(足跡や糞)を調べる。
- 山に入る際には、複数人で行動する、クマ鈴やラジオなどの音の鳴るものを身につけるなど、ツキノワグマに人間の存在が分かるようにする。やむを得ず単独で行動する際には音のするものを身につけて、常に周辺を注意する。
- ツキノワグマは早朝と夕方に活発に活動するので、朝夕の入山、山の近くでの散歩は避ける。
- 子グマの近くには、親グマがいる可能性が高いため、子グマを見つけた場合はその場から静かに立ち去る(子グマを守ろうと親グマが攻撃してくることがあり危険なため)。
2 出遭ったときに襲われないために
万一、ツキノワグマに出遭ってしまった場合は、落ち着いて次の行動をとってください。
- 遠くにいるのを発見した場合は、あわてずそっと立ち去る。
- ツキノワグマから目を離さないようにして、できるだけゆっくりと後ずさりしながらツキノワグマから離れる。ツキノワグマとの間に立木等の障害物を入れることができる位置に移動することで突進を防ぐこともできる。
- 背中を見せて逃げるとツキノワグマは本能的に襲ってくるので、走って逃げない。
3 人里を餌場と認識させないために
ツキノワグマはエサがある場所と認識すると同じ場所に繰り返し出没します。
ツキノワグマを引き寄せないために、次の点に注意しましょう。
- ツキノワグマの餌となる生ゴミや作物の残渣を放置しない。
- 収穫しない果樹(柿、栗など)などを放置しない。
- ペットフードや家畜の餌もクマを引き寄せるため、フードストッカーや納屋などに保管する。
外部リンク
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