ツキノワグマにご注意を!!
更新日:2025年8月12日
いわき市内には、タヌキ、イタチ、イノシシ、サルやアナグマなど様々な野生生物が生息しています。
ツキノワグマはこれまで福島県の中通りや会津地方の山間部でのみ生息が確認されていましたが、近年は、浜通りでも目撃されています。
本市においても、令和7年7月31日に、川前町下桶売地区でツキノワグマが目撃されましたので、下記注意事項を参考に、十分注意してください。
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ツキノワグマにご注意ください!!
本市内において、ツキノワグマによる農作物等の被害報告はありませんが、エサを求めて市域外から往来している可能性があり、山間部での目撃情報が寄せられていますので、山間部に入山する際には、以下の点に十分注意してください。
ツキノワグマに関する通報内容等については、次のとおりです。
令和5年度ツキノワグマ関連の通報内容一覧(PDF/84KB)
令和6年度ツキノワグマ関連の通報内容一覧(PDF/94KB)
令和7年度ツキノワグマ関連の通報内容一覧(PDF/65KB)
1 遭遇しないために
ツキノワグマは、本来、臆病な動物で、積極的に人を襲うことはありませんが、不意の遭遇でパニックになり襲いかかってくることがあります。
ツキノワグマとの遭遇を避けるために、以下の点についてご注意ください。
- 出かける前にツキノワグマの目撃情報等があるかあらかじめ確認する。また、入山後は、ツキノワグマがいるのかどうか痕跡(足跡や糞)を調べる。
- 山に入る際には、複数人で行動する、クマ鈴やラジオなどの音の鳴るものを身につけるなど、ツキノワグマに人間の存在が分かるようにする。やむを得ず単独で行動する際には音のするものを身につけて、常に周辺を注意する。
- ツキノワグマは早朝と夕方に活発に活動するので、朝夕の入山、山の近くでの散歩は避ける。
- 子グマの近くには、親グマがいる可能性が高いため、子グマを見つけた場合はその場から静かに立ち去る(子グマを守ろうと親グマが攻撃してくることがあり危険なため)。
2 出遭ったときに襲われないために
万一、ツキノワグマに出遭ってしまった場合は、落ち着いて次の行動をとってください。
- 遠くにいるのを発見した場合は、あわてずそっと立ち去る。
- ツキノワグマから目を離さないようにして、できるだけゆっくりと後ずさりしながらツキノワグマから離れる。ツキノワグマとの間に立木等の障害物を入れることができる位置に移動することで突進を防ぐこともできる。
- 背中を見せて逃げるとツキノワグマは本能的に襲ってくるので、走って逃げない。
3 人里を餌場と認識させないために
ツキノワグマはエサがある場所と認識すると同じ場所に繰り返し出没します。
ツキノワグマを引き寄せないために、次の点に注意しましょう。
- ツキノワグマの餌となる生ゴミや作物の残渣を放置しない(家庭ごみを長時間放置しないよう、収集日当日の決められた時間内にゴミを出す)。
- 収穫しない果樹(柿、栗など)を放置せず、不要な場合は伐採する。
- ペットフードや家畜の餌もクマを引き寄せるため、フードストッカーや納屋などに保管する。
外部リンク
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