ALPS処理水海洋放出に伴う市独自の海域モニタリングについて
登録日:2023年11月15日
市では、東京電力福島第一原子力発電所においてALPS処理水の海洋放出が開始されたことを受け、市民の安全・安心に寄与するとともに、風評の発生抑制を図るため、いわき市沿岸海域におけるトリチウムに係るモニタリングを実施いたします。
市が実施する海域モニタリングの概要
(1)検査対象 | いわき市沿岸海域の海水及び魚類・海藻類に含まれるトリチウム | |||||
(2)検体採取地点等 | 海水 |
いわき市沿岸海域の3箇所程度 ※ (現在、四倉漁港・江名港・小浜漁港近傍の海水を採取。) |
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魚類・海藻類 |
海水分析において、平時より高い値(20㏃/L)が検出された場合に分析実施。 |
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(3)測定頻度 | 年4回(四半期毎)※ | 検出下限値(目標値) | 10㏃/L | |||
(5)測定機関
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トリチウム分析において精密な分析能力を有する外部機関に依頼。 今年度は、国立研究開発法人 日本原子力研究開発機構(JAEA)に依頼。 |
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(6)測定結果 |
下記のリンクからご確認ください |
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(7)その他 |
※採取地点については、国及び東京電力がモニタリングを実施していない地点とし、必要に応じて追加・変更する。 ※測定頻度について、今年度中については測定頻度を増やして実施。 ※万一、トリチウム濃度について、東京電力が放出停止を判断する値(30㏃/L)を超過した場合は、国、福島県及び東京電力と情報共有を図り、東京電力に対し速やかな原因調査を求める。 (注)いわき市沿岸で30㏃/L超を検出したとしても、直ちに人体や環境に影響が生じるわけではありません。 |
【参考】トリチウム濃度に関する基準
機関 | 規制等項目 | 規制等の値 | 備考 |
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国 |
政府方針で示された海洋放出の トリチウム濃度の上限 |
1,500㏃/L | |
東京電力 |
【運用上の上限】 放出口付近(3km以内) 放出口付近の外側(~10km) |
以下の値を超過した場合、放出停止 700㏃/L 30㏃/L |
以下の値を超過した場合、運用確認を行う 350㏃/L 20㏃/L |
(国) |
国の規制基準(原子力施設の放水口) | ※ 60,000㏃/L |
※毎日、その濃度で約2L飲み続けた場合、1年間で1ミリシーベルトの被ばくとなる濃度から定められた基準 |
(WHO) | WHO飲料水水質ガイドライン | 10,000㏃/L |
このページに関するお問い合わせ先
危機管理部 原子力対策課
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