ノロウイルスによる食中毒に注意しましょう!
登録日:2022年12月12日
冬は特にご用心!ノロウイルスによる食中毒
ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒は、一年を通して発生していますが、特に冬季に流行します。
ノロウイルスは手指や食品などを介して、経口で感染し、ヒトの腸管で増殖し、おう吐、下痢、腹痛などを起こします。健康な方は軽症で回復しますが、子どもやお年寄りなどでは重症化したり、吐ぶつを誤って気道に詰まらせて死亡することがあります。
ノロウイルスについてはワクチンがなく、また、治療は輸液などの対症療法に限られます。
従って、皆様の周りの方々と一緒に、次の予防対策を徹底しましょう。
主な予防対策
こまめな手洗い -2度洗いが効果的です-
患者のふん便や吐ぶつには大量のウイルスが排出されているので、食事の前やトイレの後などには、必ず手を洗いましょう。
主な手洗いのタイミング
- トイレ利用後
- 料理の盛り付けの前
- 調理作業の内容が変わるとき
- 手袋を着用する前(交換時を含む。)
できていますか?衛生的な手洗い(手洗い手順リーフレット)(公益社団法人日本食品衛生協会)(393KB)(PDF文書)
ノロウイルス等の食中毒予防のための適切な手洗い(動画)(厚生労働省ホームページ)
調理従事者の健康管理
- 日頃から自分自身の健康状態を把握し、下痢やおう吐、風邪のような症状がある場合には、責任者(営業者や食品衛生責任者等)に報告しましよう。
- 下痢やおう吐の症状がある方は、食品を直接取り扱う作業をしないようにしましょう。
充分な加熱(食品の中心部が85℃から90℃で90秒間以上)
ノロウイルスによる食中毒は、感染した食品取扱者を介して食品が汚染されたことが原因となっていることが多くなっています。
そのほかの原因としては、ノロウイルスに汚染された二枚貝があります。ノロウイルスに汚染された二枚貝による食中毒は、生や加熱不足のもので発生しており、充分に加熱(中心部が85℃から90℃で90秒間以上加熱)すれば、食べても問題ありません。
特に、子どもやお年寄りなどの抵抗力の弱い方は、加熱が必要な食品は中心部までしっかり加熱して食べましょう。
しっかり消毒
調理器具等は、使用後に洗浄、殺菌しましょう。
ノロウイルスを完全に失活化する方法としては、次亜塩素酸ナトリウム(注)や亜塩素酸水や加熱による処理があります。
(注)塩素系の漂白剤(使用にあたっては、「使用上の注意」を確認しましょう。)
関連情報
このページに関するお問い合わせ先
保健福祉部 保健所 生活衛生課 食品衛生係
電話番号: 0246-27-8593 ファクス: 0246-27-8600