子どもの頃からの健康づくり 「いわきっ子生活習慣病予防健診事業」
更新日:2024年5月31日
未来の自分のために今できること
いわき市は、生活習慣病の対策が大きな健康課題となっています。生活習慣病は、若い頃からの食事の量や質の偏り、休養や睡眠の不足、喫煙、過度な飲酒などの不適切な生活を続けることによって起こる病気です。
「もっと若い頃から、より良い生活習慣を身につけることができたなら!」
そんな想いから、いわきっ子生活習慣病予防健診事業は、中学2年生を対象に血液検査・授業・個別相談を行い、未来の自分に向かって、健康課題の解消と健康寿命の延伸を目指します。
当事業は、令和2年度から市内の公立中学校の中からモデル校を選定して実施し、令和5年度までに公立中学校全校で実施してきました。令和6年度からは、毎年、市内全中学校(公立中・私立中)に一律実施していきます。
事業内容
いわき市では、中学2年生になると「貧血検査」を行います。その検査に併せて、「脂質」と「血糖」の検査を同時に行い、自分のからだへの気づき、学び、見直し、自己決定につながる取り組みを行っています。
血液検査の結果
令和2~5年度で、実施した血液検査の結果は以下のとおりです。
健康授業
中学校の先生方、養護教諭の協力を得て、自分の体の数値が分かった状態で、健康授業で健康への興味関心やセルフケアについて学びます。普段の食事やおやつの目安などを学び、日々の暮らしに活かします。
皆さん、中学生が保健体育の単元で生活習慣病について学んでいるのをご存じですか?検査を行うことで、健康診査や生活習慣病がより、身近となり、紙面上の知識だけでなく、実体験から学びを深めていくことができています。
【感想の一部を紹介します】
・生活習慣病は、予防することができるということが分かって、今の生活が不規則なのであれば、これから気を付けたり、改善することができるということが分かりました。
・自分は偏食を続けていたけど、あまり気にしていなかったのですが、予防どころか、それ以前の話だったので、まず、食生活を安定させ、健康な生活を送るよう頑張る気持ちがでました。
・今まで予防する内容は知っていたが実際に行動には移せていなかったので、これを機に予防していきたいと思う。
・予防はできないと言う、思うのではなく、やる、できると思ってやってみたいと思います。
個別健康相談
保健師や栄養士による個別相談を実施します。自分の生活を振り返り、改善できることを見つけ、目標を立てて取り組んでいきます。
令和2~5年度:実施校38校 相談者数273名(生徒・保護者)
~事業を実施して~
ひと!まち!いわき!! で放送されました
放送内容はこちら(i Tube いわき市公式動画チャンネル)からご覧いただけます。
関連リンク
このページに関するお問い合わせ先
保健福祉部 健康づくり推進課
電話番号: 0246-22-7442 ファクス: 0246-22-7570