いわき市総合生活排水対策方針の策定について

 １　策定の趣旨

　市では、平成18年12月に、全市的・総合的な視点から取りまとめた「いわき市総合生活排水対策方針」（推進期間：平成19年度～令和２年度）を策定し、その後、平成26年に国が示した「汚水処理施設の10年概成」などを踏まえ、平成28年３月に同方針を改定し、生活排水処理施設の普及拡大に取り組んできました。
　その結果、令和元年度には、汚水処理人口普及率は86.4％に向上しましたが、全国平均の91.7％に比べ依然として低い水準となっており、引き続き、生活排水処理施設の整備を推進していく必要があります。
　また、人口減少のさらなる進行や施設・設備の老朽化に伴う更新費用の増大など、事業を取り巻く環境はさらに厳しさを増していくことが見込まれており、持続可能な生活排水処理に向け、より一層効率的に事業を進めていかなければなりません。　
　こうした状況を踏まえ、今後の生活排水処理施設の整備の方向性等について改めて見直しを図り、引き続き、汚水処理人口普及率の100％達成と、持続可能な生活排水処理事業の構築を目指して、本方針を策定したものです。
 

２　方針の概要

　公共下水道等の現状と課題を踏まえ、生活排水処理施設の効率的な整備促進等を図るため、市全域を対象とした枠組みの中で、総合的な生活排水対策の方針を定めるものです。

　(1)　名称
　　　 いわき市総合生活排水対策方針
　(2)　推進期間　
　　　 10年間（令和３年度から令和12年度まで）
   (3)　全体的な今後の方針
　　　➢　汚水処理人口普及率の100％達成を目指す　　
　　　➢　持続可能な事業経営　 　 　　　
　　　➢　情報の共有・問題意識の醸成