令和5年度「世界禁煙デー」及び「禁煙週間」について
登録日:2023年5月22日
令和5年度 禁煙週間のテーマ
たばこの健康影響を知ろう!~望まない受動喫煙のない社会を目指して~
5月31日は世界禁煙デーです
毎年5月31日は、世界保健機関(WHO)が定める「世界禁煙デー」であり、日本では5月31日から6月6日までを「禁煙週間」としています。喫煙は、がんや心疾患、脳血管疾患、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の原因になるとともに、糖尿病や脂質異常症、歯周疾患を悪化させると言われています。また、喫煙は喫煙者本人にとどまらず、周囲の人の健康への影響も非常に大きいことから、健康増進法により受動喫煙の防止が定められています。
1 受動喫煙とは?
たばこの煙は、喫煙者がたばこから直接吸い込む煙を主流煙と呼び、たばこの先端から立ち上る煙を副流煙と呼びます。たばこの煙には200種類もの有害物質が含まれており、副流煙にはニコチンやタールが主流煙の約3倍、アンモニアは約50倍と、主流煙より有害物質が多く含まれています。受動喫煙とは、喫煙者の周りのたばこを吸わない人にも否応なしに吸わせてしまうことです。
タバコを吸う人は、周りにいる吸わない人への配慮を忘れないようにしましょう。
●イエローグリーンライトアップを実施します。
5月31日からの禁煙週間に併せて県内各所がイエローグリーンにライトアップされます。
イエローグリーンは受動喫煙をしたくない・させたくないという意思をあらわす色です。受動喫煙ゼロを目指し、あなたとわたしの健康な未来のため、ライトアップに参加しましょう。
~あなたのため、子どものため、お客様のために…受動喫煙の防止は、あなたの大切な人を守ります。~
いわき市役所旧大型掲示板 総合保健福祉センター
- イエローグリーン(受動喫煙防止)ライトアップ(内部リンク)
●イエローグリーンリボンを知ってますか?
イエローグリーンリボンは、「たばこの煙を吸いたくない」という気持ちをさりげなく周りの人に伝えるリボンです。
このリボンを着用している人を見かけたら、たばこの煙の行方にご配慮いただき、受動喫煙防止にご協力をお願いします。
2 禁煙週間を機に、あなたも禁煙にチャレンジしてみませんか?
〇ステップ1:あなたのニコチン依存度をチェック
喫煙はニコチンによる依存症です。自分の依存度をチェックしてみましょう。
〇ステップ2:とにかく3日間(72時間)の禁煙からスタート!!
ニコチンは3日間(72時間)で体内からほとんど抜けると言われています。その間、体に起こるプラスの変化を実感できて驚くことでしょう。禁煙の効果は、たばこをやめた直後から現れます‼
- 20分後:血圧が正常になる、脈拍や手足の温度が正常に戻る。
- 8時間後:血液中の一酸化炭素濃度が正常になる。
- 48時間(2日)後:臭覚や味覚が改善する。
- 72時間(3日)後:ニコチンが体からほとんど消失する、呼吸が楽になる、胃の調子がよくなって食欲が出る。
注:禁煙して5年後には、口腔がん、咽頭がん、食道がん、膀胱がん、胃がん、膵がんなどの発生率が低下し、肺がんの死亡率が低下します。10年後には、肺がん死亡率が非喫煙者とほぼ同じになります。
3 上手にたばこをやめる方法は?
禁煙治療は(一定の基準を満たせば)、保険が適用されるようになっています。
いわき市では、かかりつけ医や歯科医、調剤薬局、保健所どの窓口でも禁煙外来を予約できる「いわき市禁煙外来ネットワーク」を行っています。ぜひご活用ください。
このページに関するお問い合わせ先
保健所地域保健課保健指導係
電話番号: 0246-27-8594 ファクス: 0246-27-8607