熱中症を予防しましょう
更新日:2022年6月1日
例年、夏季は猛暑日が続くことに伴い、全国的に熱中症による健康被害が数多く報告されております。熱中症は、死に至る可能性のある重篤な病気ですが、適切な予防・対処を行えば、防ぐことができます。新型コロナウイルス感染症予防を行いながら、こまめな水分補給、扇風機やエアコンの利用等で熱中症を予防しましょう。
環境省・気象庁熱中症警戒アラートについて
環境省・気象庁が、暑さへの「気づき」を呼びかけるための情報である「熱中症警戒アラート」を全国に発信しています。
「熱中症警戒アラート」は、熱中症の危険性が極めて高くなると予測される日の前日の17時頃及び当日の朝5時頃に都道府県ごとに発表されるもので、熱中症と相関が高い「暑さ指数」を用います。暑さ指数(WBGT)の値が、33以上と予測された場合に、「熱中症警戒アラート」が発表されます。
◎暑さ指数とは…
暑さ指数(WBGT)は人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい (1)湿度、 (2)日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、 (3)気温の3つを取り入れた指標です。
福島県の暑さ指数(WBGT)は環境省のホームページに公開されています。下記よりご確認ください。
環境省のホームページ(暑さ指数(WBGT)の実況と予測)(外部サイト)
熱中症警戒アラートが発表された際には、日頃から実施している熱中症予防対策を普段以上に徹底することが重要です。
実施期間は令和4年4月27日から同年10月26日までです。
いわき市では、「いわき市防災メール配信サービス」のうち、「その他緊急情報」を登録されている方に対し、熱中症警戒アラート発表に関するメールを発信しています。
ぜひご登録ください。なお、登録の際には「その他緊急情報(28.その他緊急情報)」を選択していることをご確認ください。
1. 登録方法
「いわき市防災メール配信サービス」(リンク先)をご覧ください。
2. 配信項目
その他緊急情報(28.その他緊急情報)
3. 配信基準
福島県に熱中症警戒アラートが発表されており、かつ、いわき市の暑さ指数が危険(WBGT31)以上の場合
熱中症とは
「熱中症」は、高温多湿な環境に長くいることで、徐々に体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症し、救急搬送されたり、場合によっては死亡することもあります。
熱中症を引き起こしやすい条件
熱中症の発症には<環境>や<からだ・行動>の条件が複雑に関係しています。条件に当てはまる場合は、熱中症を発症する危険性が高いので、注意が必要です。
環境
★気温・湿度が高い日
★風が弱い日
★急に暑くなった日、日差しが強い日
★閉め切った室内 など
からだ・行動
★持病がある人、体調が悪い人
★脱水状態にある人(下痢など)、低栄養状態にある人
★暑さに慣れていない人
★長時間の屋外作業 など
熱中症の症状
熱中症の発生場所
熱中症は、室内でも多く発生しています。夜も注意が必要です。
熱中症予防のために
暑さを避ける
室内
★扇風機やエアコンで温度を調節(感染症予防のため、冷房時でも換気扇や窓開放によって換気を確保)
★遮光カーテン、すだれ、打ち水を利用
★室温をこまめに確認
適宜マスクを外す
★屋外で人と十分な距離(2メートル以上)を確保できる場合には、マスクをはずす
★マスクを着用している時は、負荷のかかる作業や運動を避け、こまめに水分補給をする
外出時
★日傘や帽子の着用
★日陰の利用、こまめな休憩
★日差しの強い日は、日中の外出をできるだけ控える
からだの蓄熱を避けるために
★通気性のよい、吸湿性・速乾性のある衣服を着用する
★保冷剤、氷、冷たいタオルなどで、からだを冷やす
こまめに水分を補給する
室内でも、外出時でも、のどの渇きを感じなくても、こまめに水分補給する
暑さに関する情報を確認する
★身の回りの気温・湿度・暑さ指数(WBGT)を確認する
注:暑さ指数(WBGT):気温、湿度、日射・輻射、風の要素を取り入れた熱中症予防のための指標
★「熱中症警戒アラート」を活用する
日頃から健康管理をする
★体調管理(健康チェック、体調不良時は無理をしないなど)
★暑さに備えた体作り(水分補給を行いながら、適度な運動)
注:特に、高齢者、子ども、障がい者の方々は、熱中症になりやすいので十分注意しましょう。3密(密集、密接、密閉)を避けつつ、周囲の方からも積極的な声かけをお願いします。
熱中症が疑われる人を見かけたら
涼しい場所へ
エアコンが効いている室内や風通しのよい日陰など、涼しい場所へ避難させる
からだを冷やす
衣服をゆるめ、からだを冷やす
注:特に、首の回り、脇の下、足の付け根など
★露出させた皮膚に濡らしたタオルやハンカチをあて、うちわや扇風機等で扇ぐことにより体を冷やします。
★自動販売機やコンビニで、冷えた水のペットボトル、ビニール袋入りのかち割氷等を手に入れ、皮膚直下の血管を冷やすことが有効です。
水分補給
水分・塩分、スポーツドリンクなどを補給する
自力で水が飲めない、意識がない場合は、すぐに救急車を呼びましょう!
熱中症についての情報はこちら
★厚生労働省
★環境省
★気象庁
★消防庁
関連リンク
このページに関するお問い合わせ先
いわき市保健所地域保健課保健指導係
電話番号: 0246(27)8594 ファクス: 0246(27)8607