市内における令和4年熱中症による救急搬送件数について
更新日:2022年12月12日
令和4年熱中症統計
令和4年は、4月25日から10月2日までの期間に226件(前年比83件)の熱中症が発生し、特に、気温が上昇した6、7、8月に件数が急増しました。
また、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、マスクを着用するなどの新しい生活様式に加えて、熱中症の予防対策を実施しなければならない状況となりました。
発生場所別に比較すると、「住居」からの搬送が最も多く、全体の47%となりました。
また、屋内で発生した熱中症は130件(前年比56件)、屋外では96件(前年比27件)となりました。
年齢別で比較すると、65歳以上の高齢者が62%(前年56%)を占めております。
高齢者だけではなく、小さいお子さん、持病のある方、肥満の方や、障がい者の方は、一般的に熱中症のリスクが高いといわれております。
熱中症は、適切な対策を実施することで、予防することができ、万一発症しても重症化を防ぐことができる疾患です。
熱中症を正しく理解し、予防に努めましょう。
令和4年いわき市の熱中症による救急搬送状況(434KB)(PDF文書)
令和4年全国の熱中症による救急搬送状況(2MB)(PDF文書)
実施期間は令和4年4月25日から同年10月2日までです。
熱中症とは
室温や気温が高い中で、体内の水分や塩分(ナトリウム)などのバランスが崩れ、体温の調節機能が働かなくなり、体温上昇、めまい、体のだるさ、ひどいときには、けいれんや意識の異常など、様々な障害を起こす症状のことです。
家の中でじっとしていても室温や湿度が高いために、体から熱が逃げにくく熱中症になる場合がありますので、注意が必要です。
熱中症の応急手当
- 涼しい場所へ移動し、衣服を緩め、安静に寝かせましょう。
- エアコンをつけたり、扇風機やうちわなどで風をあて、体を冷やしましょう。
- 首の周り、脇の下、太もものつけねなど、太い血管の部分を冷やしましょう。
- 飲めるようであれば、水分をこまめに取らせましょう。
熱中症の予防法
新型コロナウイルスの出現に伴い、感染防止の3つの基本である(1)身体的距離の確保、(2)マスクの着用、(3)手洗いや、「3密(密集、密接、密閉)」を避ける等の「新しい生活様式」が求められています。
その中でも、熱中症を予防するために次のことを心がけましょう。
暑さを避けましょう!
- 部屋の温度をこまめにチェックしましょう。
- 部屋に温度計を置くことをオススメします。
- 涼しい服装をこころがけましょう。
適宜マスクをはずしましょう!
- 気温・湿度が高い中でのマスク着用は要注意!
- 体調に応じて、屋外で人と十分な距離が確保できる場合には、マスクをはずしましょう。
- また、マスクを着用している時は、負荷がかかる作業や運動は避けましょう。
- 無理をせず、適度な休憩をとることをオススメします。
こまめに水分を補給しましょう!
- のどが渇く前にこまめに水分補給しましょう(1日1.2リット ル目安)
-
塩分の入ったスポーツドリンクを飲むのをオススメします。
日頃から健康管理をしましょう! 
- 日頃から体温測定などを行い、体調がわるい時は、無理せず、自宅で静養しましょう。
暑さに備えた体作りをしましょう!
- 暑くなり始めの時期から適度に運動しましょう
- 外出は帽子をかぶるなど、日よけ対策をオススメします運動は涼しい時間帯に!
こんな時どうする?を動画でサクッと解決
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熱中症予防啓発ビデオ(外部リンク)
総務省消防庁HP内:熱中症予防啓発ビデオ15秒ver(10.8 MB) (新しい画面で開きます。)
総務省消防庁HP内:熱中症予防啓発ビデオ5分ver(186 MB) (新しい画面で開きます。)
動画 URL https://www.fdma.go.jp/disaster/heatstroke/post3.html#heatstroke04
このページに関するお問い合わせ先
警防課救急係
電話番号: 0246-23-7061 ファクス: 0246-24-3944