福島第一原子力発電所周辺市町村の安全確保協定について

　平成23年3月の事故当時、本市は十分な情報提供が得られなかったことを踏まえ、東京電力株式会社の情報が本市へ直接通報連絡され、より迅速な通報連絡体制を構築するべく、平成24年7月に「原子力発電所に係る通報連絡に関する協定（通報連絡協定）」を東京電力と締結していたところでありますが、この度、通報連絡協定の内容を包括した「福島第一原子力発電所の廃炉等の実施に係る周辺地域の安全確保に関する協定（安全確保協定）」を新たに締結しました。

　これまで安全確保協定については、立地町である大熊・双葉両町と県及び東京電力が締結しておりましたが、原発事故の影響が広範囲に及んだことを踏まえ、本市を含む周辺11市町村を対象として新たに締結したものです。

1. 協定締結日
   平成28年9月1日（木曜日）（施行日　平成28年9月1日）
2. 協定締結者
   いわき市、田村市、南相馬市、川俣町、広野町、楢葉町、富岡町、浪江町、葛尾村、飯館村、福島県、東京電力ホールディングス株式会社
3. 協定締結による主な効果

• 「通報連絡協定」の内容は継続され、今後も東京電力から直接情報が提供されます。

• 施設等の新規増設、変更、廃止が計画される場合、事前に東京電力から説明があり、必要に応じて現地を確認し、意見を述べることができます。

• 東京電力が行う廃炉等に向けた取組の実施状況等について、必要に応じて随時、状況確認を行うことができます。