下水道事故対応訓練の実施について
更新日:2026年8月10日
下水道事故対応訓練の実施について
市では、下水道マンホール内での酸素欠乏症や硫化水素中毒による事故の未然防止、さらには、万が一事故が発生した場合の早期救出など、各機関における事故対応力の強化を目的に訓練を実施しました。
実施概要
1 日時 令和8年7月28日(火) 9:30から11:30
2 場所 内郷消防署 会議室及び訓練塔(内郷高坂町四方木田189番地)
3 参加機関 いわき市 生活環境部 生活排水対策室 下水道事業課
消防本部 警防課、内郷消防署
事業者 いわき南部下水道メンテナンス共同企業体(18社)
市内事業者(9社)
4 訓練内容 <時間>
(1)検討会(場所:会議室)
・事故防止検討会 9:30から10:10
(2)現地訓練(場所:訓練塔)
・資機材確認 10:10から10:40
・救助訓練 10:40から11:20
訓練の状況

| 参加者 | 実施場所 | 主な内容 |
| 72名 | 内郷消防署 | 座学・資機材・救助展示 |
令和8年7月28日(火)、内郷消防署において、消防本部、下水道関係職員、管路施設の維持管理に携わる事業者などが参加し、「下水道事故対応訓練」を実施しました。
当日は、市消防職員10名、市下水道職員10名、管路施設包括的民間委託の構成企業35名、市内事業者17名の合計72名が参加しました。
下水道のマンホールや管路内では、酸素欠乏症や硫化水素中毒など、目に見えない危険が発生する可能性があります。また、万が一事故が発生した場合、「助けたい」という気持ちから、十分な装備を持たない人が救助に入ることで、二次災害につながるおそれがあります。
| 「まず自分が入らない」判断が、二次災害を防ぎます。 |
1 事故発生時の初動対応を確認

はじめに行った検討会では、過去に発生した下水道関連事故の事例を基に、事故の原因や現場での対応について意見交換を行いました。
事故が発生した際には、周囲の安全を確認し、自らマンホール内に入って救助しようとせず、直ちに消防へ通報することが重要です。
(1)初動対応 単独救出はしない/正確な場所・種別・人数・原因を119番通報
(2)情報伝達 傷病者情報・作業内容・図面・ガス測定値(機器の信頼性含む)を伝達
(3)到着までの準備 換気継続/スペース確保/周辺安全確保/施設情報をすぐ出せる状態に
(4)二次災害防止 無計画な進入・不完全な換気・不正確な情報提供は絶対に避ける
こうした情報が、救助隊の安全確保と迅速な救助活動につながります。
| 正確な通報と情報伝達が、救助活動の「最初の資機材」です。 |
2 下水道関係者が保有する資機材を確認

続いて、下水道管路内の作業で使用するガス濃度測定器、送風機、空気呼吸器、安全帯、救助用三脚などの資機材について、使用目的や取扱方法を確認しました。
| 日常の備え | 緊急時の備え |
| 点検・整備を行い、使用方法を関係者が理解しておく。 | 現場にある資機材と現場担当者を、すぐに消防へ伝える。 |
資機材は、緊急時に確実に使用できるよう、日頃から点検を行い、使用方法を理解しておくことの重要性を参加者全員で共有しました。
3 消防隊による救助訓練を実施

救助訓練では、マンホール内で作業員が意識を失った状況を想定し、消防隊による救出活動が行われました。
消防隊は、現場のガス濃度やマンホール内部の状況を確認した後、空気呼吸器や救助用資機材を使用し、安全を確保しながら被災者を救出しました。
参加者は、消防隊が行う安全確認や資機材の設置、マンホール内への進入、被災者の引上げまでの一連の活動を見学しました。
実際の救助活動を間近で確認することで、事故発生時に下水道関係者が行うべきことと、消防隊に引き継ぐべき情報について理解を深める機会となりました。
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救助は消防へ。現場関係者は、通報・情報提供・活動環境の確保を。 |
4 訓練を今後の安全管理につなげます

今回の訓練を通じて、下水道関係者と消防本部が、互いの役割や保有する資機材、事故発生時に必要となる情報を共有することができました。
事故が起きた際に重要なのは、救助を急ぐあまり、無防備にマンホール内へ入らないことです。「まず自分が入らない」という判断が、二次災害を防ぎ、結果として迅速な人命救助につながります。
市では、今回の訓練で得られた意見や課題を今後の安全管理に生かし、引き続き、関係機関や事業者と連携しながら、下水道施設における事故の未然防止と事故対応力の向上に取り組んでいきます。
| 事故を防ぎ、万一のときにも被害を広げない。 |
このページに関するお問い合わせ先
生活環境部 下水道事業課
電話番号: 0246-22-1195 ファクス: 0246-22-7569