非核平和都市宣言40周年記念事業特別講演会を開催しました
登録日:2025年11月28日
非核平和都市宣言40周年記念事業特別講演会を開催しました(令和7年8月30日(土))
いわき産業創造館企画展示ホールで非核平和都市宣言40周年記念事業特別講演会を開催し、約150名もの多くの市民の皆様にご参加いただきました。
ポスター

プログラム
⑴長崎原爆被爆体験講話 講話者 堀田 武弘氏 (公財)長崎平和推進協会
昭和20年8月9日、当時3歳だった堀田さんは、爆心地から約3kmの自宅近くで姉兄と遊んでいたところ被爆しました。
B29の音を聞いた姉が「防空壕へ!」と叫び、壕に避難したため、怪我をせずに済みましたが、直前まで遊んでいたおもちゃを失くし、大泣きしたことは、今もはっきり記憶に残っているそうです。
最初の投下目標に投下されていたら、運命が違っていた。
命の尊さ、平和の大切さを、将来を担う子どもたちに語り続けていきたいとの強い思いから、御自身の被爆体験の講話をいただきました。
⑵中学生(長崎派遣者)による発表
いわき市は、長崎派遣事業として、中学生を長崎に派遣しました。
派遣された中学生は、長崎市立中学校での平和祈念集会等に参加して、被爆地長崎で感じたことを発表しました。
⑶高校生(広島派遣者)による発表
いわき市は、本年度記念事業として、高校生を広島に派遣しました。
派遣された高校生は、平和記念式典等に参加して、被爆地広島で感じたことを発表しました。
長崎原爆被爆体験講話 講話者 堀田 武弘氏 (公財)長崎平和推進協会
参加された皆さんは、一同に真剣な表情で、堀田さんの講話を聞き入っており、今ある平和の尊さについて、改めて考える機会になりました。


【講演終了後に寄せられた感想】(アンケートから一部抜粋)
- 遠いいわきへ足を運んでいただき、貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。 戦争の恐ろしさ、平和の尊さ、当たり前の日常の有り難さを実感するお話でした。 自分も足を運び、長崎のことを知りたいと思いました。
- 戦後80年を迎えて、原爆や戦争を体験した方々が少なくなっているので、少しでも後世に語りつないでいただきたいと思います。
- 戦争の恐ろしさが心に響きました。また、命の尊さなどが落ち着いた声色のおかげか、とても響きました。ありがとうございます。素晴らしい体験でした。
- あの苦しい時代を生き抜かれ、お元気なお姿で尊い活動を続けておられることに感動しました。遠く、いわきの地にご訪問くださって、本当に感謝です。御姉様を亡くされたばかりで、音声を流してのご講和は、お辛いこともあったのではと、そちらにも胸が痛みました。あの日、確かに、そこに人々が暮らして生きていたこと。それは、やはり生で、五感を使って体験しなければ、理解できないものだと改めて感じました。貴重なお話を、どうもありがとうございました。また、いわきの子どもたちへの激励のメッセージも、胸に込み上げてくるものがありました。温かい励ましをありがとうございました。
中学生(長崎派遣者)による発表・高校生(広島派遣者)による発表
【資料】※学生・生徒が発表した資料・内容を事務局が抜粋・整理したものです
【中学生(長崎派遣者)による発表】


【高校生(広島派遣者)による発表】
※中学生・高校生とも発表後、堀田さんから感想と激励のお言葉をいただきました。


【非核平和都市宣言文の読み上げ】


【発表終了後に寄せられた感想】(アンケートから一部抜粋)
- 現地で体感する現実は、若い皆さんにとっては、衝撃も大きいことだったでしょう。それをしっかりとまとめて伝えていて、胸に迫るものがありました。中高生どちらの発表にも、黙祷でみんなが一体となった気がしたということ、同じ気持ちの同志がいると感じて勇気づけられたということがありました。全く同感です。これからも、学びをやめず、祈りの力、仲間の存在を信じて、頑張ってください。
- それぞれの派遣事業に向けて沢山の準備をし、現地に赴き感じた事を自分たちの言葉で一生懸命に伝えてくれたことは、とても心に響きました。平和について考えなおす良い機会となりました。ありがとうございました。
- とても力強い声色で発表して、とても心に響きました。まだまだ、この、戦争、命の尊さなどの学習は続くと思いますが、これからも、戦争の悲惨さ、命の尊さを未来に伝えていってください。応援してます。
- 堀田さんの講演にもありましたが、今回の長崎、広島派遣でご自身が肌で感じた事や学んだ事を、周囲の友人に伝えていってください。 発表にもあった「微力だけど、無力じゃない」を、ぜひ実行/実践してください。期待しています。
- とても貴重な経験をして、学んだことをまとめ、自分達の言葉で語られたことは私たちにとっても大変勉強になりました。一人一人が戦争や平和について学び考えたことをこれからも大切にしていただきたいと思います。
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