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下水道・浄化槽などに異物を流さないでください!

登録日:2025年3月12日

いわき市では生活排水の処理に下水道や浄化槽、農業集落排水、地域汚水処理などが利用されておりますが、排水をする際に「流せないもの」があります。処理が難しいものや、処理ができない異物が流れてきますと、排水管や下水道管の詰まりや浄化槽の異常、また処理施設に故障を及ぼす可能性があります。

また、浄化槽は個人管理されているものですので、異物が詰まって汚水が逆流したり、浄化槽の異常が発生してしまった場合は、浄化槽工事業者などへ設備や配管の修繕等を依頼することになり、余計な費用がかかることになってしまいます。

ウェットティッシュ類などを流さない!

下水道・浄化槽等に流せる紙は、「水に溶けるトイレットペーパーのみ」です。

水に溶けない紙状のものは、分別して「燃やすごみ」として処分してください。

注:製品のパッケージにかかれている「説明書き」をよくお読みください。ウェットティッシュやハンドペーパー(手拭き紙)などには、「これはトイレには流せません」など書かれているものが多くあります。

 

なお、近年「水に溶けるウェットティッシュ」「トイレに流せるお尻拭き」など、「水に溶ける」「トイレに流せる」と書かれる紙製品が販売されていますが、実際には水に溶けにくいものがあります。お使いになったウェットティッシュ、お尻拭きなどは「燃やすごみ」とするか、パッケージの注意事項を守って、大量の水で少しずつ流すなどのご協力をお願いします。

 

流せないものの例

生理用品紙おむつウェットティッシュハンドペーパー(手拭き紙)お尻拭き使い捨て紙マスクペットシート猫砂キッチンペーパーなど

注:トイレ内にはサニタリーボックス(汚物入れ)やゴミ箱を設け、生理用品や手拭き紙(使い捨てハンドペーパー)等はそちらに入れるようにしましょう!

ウェットティッシュは流せません!紙おむつは流せません!ペットシートは流せません!

 

溶けずにたまったウェットティッシュの様子

下水施設で絡んで固まっていたウェットティッシュです。

排水管や下水道管の詰まりの原因となったり、受け入れる下水施設の故障の原因になります。また、浄化槽の場合は、年に一度実施する浄化槽清掃の際に使うバキューム車が故障する原因になる可能性があります(写真はいわき市環境整備事業協同組合からの提供)。

溶けずにたまったウェットティッシュ

 

キッチンなどで油類や食べ残しなどを流さない!

使用済みの天ぷら油を捨てる場合は、紙などにしみこませるか、凝固剤で固めて燃やすごみとして出してください。

スーパーなどで廃食用油の回収リサイクルが実施されておりますので、リサイクルを利用してみてください。

また、野菜くずや食べ残しについても、排水管や下水道管の詰まる原因になり、また、特に浄化槽の場合は、微生物の力を借りて分解するため、分解能力を超える負担となり、適切に処理されない水が道路側溝等に排水される可能性があります。

なお、「単独処理浄化槽」をお使いの場合、キッチンなどの排水(トイレ以外の排水)はそのまま道路側溝などに排水されております。異臭等の原因になりますので併せてご注意ください。

油は固めるか、新聞紙等に吸い取らせて燃やすごみとして捨てましょう。

飲食店・食品製造業を営んでいる方へ

グリーストラップ(グリース阻集器)の定期的な清掃をしましょう!

飲食店や食料品製造業の排水設備には、グリーストラップ(グリース阻集器)という排水に油などを流さないようにする装置がついています。

この装置は、排水中の油を浮かせ、またゴミを沈めることにより、中間にある水だけを排水する仕組みとなっています。

定期的な清掃をしないと、浮ききれなくなった油や沈み切れなくなったゴミが下水道・浄化槽にそのまま流れ、水質の悪化や配管の閉塞につながります。

「バスケットの掃除」は毎日1回、「グリース(油)の掃除」は1週間に1回、「ゴミ・残渣の掃除」は1か月に1回、「トラップ内部の掃除」は2から3か月に1回が推奨されています。取り除いた油やゴミ、残渣などは産業廃棄物等として適切に処理をしてください。

詳しくは「日本阻集器工業会」のHPをご覧ください。

このページに関するお問い合わせ先

生活環境部 経営企画課

電話番号: 0246-22-7519 ファクス: 0246-22-7572

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