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高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施事業

登録日:2025年9月1日

事業概要

 令和2年4月の法改正により、「高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施」という新たな事業が始まりました。

 背景として、年齢が75歳に達するとそれまで加入していた社会保険や国民健康保険から後期高齢者医療保険制度に移行するため、これまでの保健事業が継続されないという課題がありました。

 そのため「一体的実施」では、市町村が後期高齢者医療広域連合から高齢者の保健事業を受託し、介護保険制度における介護予防の取組と、健康増進のための保健事業の取組を一体的に実施することとしています。

 本市では、健康づくり推進課、国保年金課、地域包括ケア推進課が一体となり、地域の関係団体や福島県後期高齢者医療広域連合と連携しながら令和3年度より事業を実施しており、令和6年度からは市内全地区で実施しています。

 

本市の取組

 健診・医療・介護に関するデータから、後期高齢者の健康状態を把握し、次のような取り組みを実施しています。

1 高齢者に対する個別支援(ハイリスクアプローチ) 

(1)低栄養予防の取組

    対象者(低栄養)  : 前年度の健診の結果、BMI20.0以下 かつ 健診時の質問票で『6か月間で2~3kgの体重減少

              あり』に該当した方。

 

(2)生活習慣病(糖尿病、高血圧症、慢性腎臓病)重症化予防の取組

      対象者(糖尿病)   :今年度の健診の結果、HbA1c8.0%以上で 糖尿病の治療をしていない方。

               過去に糖尿病の治療歴があり、現在治療を中断していると思われる方。

      対象者(高血圧症) :今年度の健診の結果、収縮期血圧160mmHg以上 または 拡張期血圧100mmHg以上で

               高血圧の治療をしていない方。

      対象者(慢性腎臓病):今年度の健診の結果、eGFR45未満 かつ レセプト上で腎に関する診断名がなく、

                過去1年以内にかかりつけ医で腎に関する検査を受けていない方。

 

 対象となった方のご自宅へ、高齢者健康支援員が直接訪問し、現在の身体状況や生活状況等を聞き取りした上で、

 保健指導や受診勧奨をします。 

    ★高齢者健康支援員とは・・本市で本事業に携わる専門職員のこと。現在、看護師や管理栄養士計7名が地区担当制で活動しています。

 

2 通いの場等への積極的な関与等(ポピュレーションアプローチ)

(1)シルバーリハビリ体操自主団体等での高齢者健康支援メニューの実施

       申し込みのあった団体向けに『高齢者健康支援メニュー』として、健康測定・健康講話を実施します。

     健康測定(次のうちどれか1つを選択):アクティブ度(下肢の筋肉量)、足指力、血管年齢、骨健康度

     健康講話(選択した測定に関連した内容で実施):フレイル予防、動脈硬化予防

                                                シルリハ 健康講話の様子

 

(2)イベント等でのフレイル予防普及啓発

     ★フレイルとは・・健康と要介護の間で、年齢を重ねて体や心のはたらき、社会的なつながりが弱くなった状態のこと。

              そのまま放置すると、要介護状態になる可能性があります。

              フレイルについて詳しく知りたい場合は、こちら

                          

一体的事業の窓口

市役所7階 健康づくり推進課  ☎22-7012(一体的事業専用)

このページに関するお問い合わせ先

保健福祉部 健康づくり推進課

電話番号: 0246-22-7448 ファクス: 0246-22-7570

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