コンテンツにジャンプ

~COPDを知っていますか?~毎年11月の第三水曜日は「世界COPDデー」です!

登録日:2025年2月27日

COPDを知っていますか?令和6年11月20日(水)は「世界COPDデー」です。

毎年11月の第三水曜日は世界COPDデーです

  世界COPDデーは、2002年にCOPD(Chronic Obstructive Pulmonary Disease;慢性閉塞性肺疾患)の研究と啓発に力を注ぐ世界的な組織GOLD(Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease)の主唱のもとに定められました。

 GOLDは、毎年11月の第3水曜日を世界COPDデーと定めており、この日に向けて世界各国でCOPDへの関心を高める活動を行っています。日本でも世界COPDデーが制定された2002年からこれまでさまざまな活動を行っております。

1 COPDとは?

  COPD(Chronic Obstructive Pulmonary Disease;慢性閉塞性肺疾患)とは、別名「たばこ病」とも言われ、たばこの煙等の有害物質を長期に吸入することで生じる肺の病気の総称です。

 以前は「慢性気管支炎」、「肺気腫」と別々に呼ばれていた疾患の大部分を含んだ疾病概念です。喫煙習慣を背景に中高年に発症する生活習慣病といえます。

2 このような症状がある方は要注意!

 長く続くせきたん

☑ 息切れしやすい

☑ ゼイゼイ、ヒューヒュー呼吸音がする

☑ たばこを吸っている(いた)

☑ 40歳以上

COPDは早期発見・早期治療により、発症のリスクとその後の治療等の負担を大幅に軽減することが可能です。

3 COPDの原因の約9割は「たばこ」!

 COPDは別名たばこ病と言われており、原因の90%以上は喫煙です。喫煙者の15~20%がCOPDを発症すると言われています。また、喫煙開始の年齢が若いほど、また1日の喫煙本数が多いほどCOPDになりやすく、進行しやすいと言われています。

 COPD治療の第一歩は禁煙です。喫煙を続けるかぎり、病気の進行を止めることはできません。まずは、きっぱりとたばこをやめることが重要です。
たばこに対する依存性の強い人は、禁煙補助薬と呼ばれるニコチンパッチやニコチンガムなどを使用したり、専門医の指導のもと非ニコチン製剤の飲み薬を使って禁煙する方法もあります。
 一定要件を満たした医療機関では、薬物療法による禁煙治療は保険適用の対象となります。

この機会に、あなたも禁煙にチャレンジしてみませんか?

〇ステップ1:あなたのニコチン依存度をチェック
 喫煙はニコチンによる依存症です。自分の依存度をチェックしてみましょう。

ニコチン依存度チェックシート(31KB)(エクセル文書)

〇ステップ2:とにかく3日間(72時間)の禁煙からスタート!!
 ニコチンは3日間(72時間)で体内からほとんど抜けると言われています。その間、体に起こるプラスの変化を実感できて驚くことでしょう。禁煙の効果は、たばこをやめた直後から現れます‼

  • 20分後:血圧が正常になる、脈拍や手足の温度が正常に戻る。
  • 8時間後:血液中の一酸化炭素濃度が正常になる。
  • 48時間(2日)後:臭覚や味覚が改善する。
  • 72時間(3日)後:ニコチンが体からほとんど消失する、呼吸が楽になる、胃の調子がよくなって食欲が出る。

 注:禁煙して5年後には、口腔がん、咽頭がん、食道がん、膀胱がん、胃がん、膵がんなどの発生率が低下し、肺がんの死亡率が低下します。10年後には、肺がん死亡率が非喫煙者とほぼ同じになります。

福島県COPDチラシ

チラシ チラシ

福島県COPDチラシ(PDF/2MB)

このページに関するお問い合わせ先

保健所地域保健課保健指導係

電話番号: 0246-27-8594 ファクス: 0246-27-8607

このページを見ている人はこんなページも見ています

    このページに関するアンケート

    このページの情報は役に立ちましたか?