いわき市市道路線認定・廃止要綱の一部改正について

背景と目的

本市の市道認定については、「いわき市市道路線認定・廃止要綱」に基づき手続きを行っておりますが、平成元年度の要綱制定から３０年以上が経過し、行政区主体で管理している「道」、いわき市自転車活用推進計画に基づく「自転車ルート」、避難路等の「歩行者道」が市道認定の対象路線とならないなど、道路利用の実態や市民の皆様のニーズに対応できないことから、さらなる市道の路線認定による適正な管理を目的に、この度「いわき市市道路線認定・廃止要綱」を一部改正しました。

内容

市道の路線認定の対象路線として、次の３つを新たに追加しました。
１. 市街化区域内において、現に一般交通の用に供されており、市道として管理することが必要と認められる「道」
２．いわき市自転車活用推進計画に基づく「自転車ルート」
３．専ら歩行者の通行を目的とし開設された道路で、市道として管理することが必要と認められる「歩行者道」

市街化区域内において市道認定となる「道」の要件

市道として認定する「道」の要件は次のとおりです。
１. 市街化区域内において、現に利用されている公共性の高い道であること。
２．道路幅員は、原則として２メートル以上であり、かつ、４メートル未満の場合は、将来４メートル以上に拡幅することについて、その土地所有者等の同意があること。

市道認定による効果

市において、道路法による適正な管理や市民生活の利便性向上のための道路整備が行えるほか、自然災害で道路が被災した場合に災害復旧事業が採択できること、さらに道路構造に起因する事故が発生した場合には道路賠償責任保険が適用できることなど、良好な道路環境の維持創出が図られます。

今後の予定

市街化区域内の「道」につきまして、現地調査などにより構造要件や利用状況等を確認し、市道として管理する必要があると認められる路線を選定すると共に、行政区や沿線土地所有者への説明を行いながら土地境界や占用物の確認を行い、沿線土地所有者をはじめとする関係者の合意形成を図った上で認定に向けた手続きを進めていきます。

 

この件につきまして、疑問・不明な点などございましたら、次の連絡先までお問い合わせください。