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その18 『成人式を振り返ります-前編(3)』(平成28年1月8日市公式Facebook投稿)

登録日:2016年1月8日

「成人式を振り返ります―前編(3)」

新成人が企画した成人式の記念行事・小名浜地区の浜っ子ミス・ミスターコンテスト'97(平成9年1月、いわき市撮影  成人式が新成人にとって、同窓生との待ち合わせ場所となっていることは明らかでした。

 市は、昭和63年、「成人式検討委員会」を設置して成人式のあり方を検討し、平成元年からは、式典会場を従来の平地区、小名浜地区、勿来地区、常磐地区の4地区に、内郷地区、四倉地区の2地区を加えた全6か所に増やしました。

 また、形式ばった式典を簡素化して、新成人に魅力を感じてもらえるような記念行事を企画しました。しかし、開催直前の昭和64年1月7日に昭和天皇が崩御されたことに伴って、記念行事は中止となりました。

 その後も市は、検討を続けます。平成7年には「望ましい成人式のあり方を考える懇談会」を設置、検討の結果「式典会場を13か所に増やし、新成人をメンバーに含めた企画、実行の委員会をつくり、地区ごとに独自の成人式を行い、温かく祝おう」という内容をまとめました。

平成9年川前地区の成人式の記念行事・模擬結婚式(平成9年1月、いわき市撮影) これによって、平成9年からは、会場がかつての13地区ごとに分散され、より地域に密着した心に残る成人式を目指しました。小名浜地区では「ミス・ミスターコンテスト」(右上の写真がその様子です)、内郷地区では「いわき太鼓の演奏」、川前地区では「模擬結婚式」(左の写真が平成9年の川前地区の成人式・模擬結婚式の様子です)などが行われた他、平地区では出身中学校ごとの座席を用意して、3年生時の担任の先生を招くなど、同窓生と懇談したいという新成人の要望にマッチするような工夫をしました。

 


平成14年三和地区の成人式の記念行事・20年後の未来の配偶者へ宛てた手紙を投函(平成14年1月、いわき市撮影) また、平成10年からは、平地区、小名浜地区、勿来地区で、会場を市民会館から民間の結婚式場に移して行い、翌平成11年からは、常磐地区、内郷地区でも民間施設で開催しました。これらの会場では、大人数への軽食の振る舞いが可能となり、立食パーティー形式で同窓会を行うなど、記念行事がさらに充実していきました。

(右の写真は、平成14年の三和地区の成人式の記念行事で、20年後の未来の配偶者に宛てた手紙を投函している様子です。)

 このような検討と模索の末、各地区ごとの手づくりの成人式が新成人にも定着し始めます。平成9年に54.63%だった出席率は、平成12年には65.21%、平成15年には70.73%と回復してきます。前回平成27年の出席率は、78.66%。さて、いよいよ明後日の平成28年は……??

 今年も、いわき市の成人式は、市内13会場で地域の魅力あふれる内容を用意しています。新成人の皆さん、どうぞ記念の1日を思う存分楽しんでくださいね!もちろん、大人のマナーにはご注意を♪

 

 

近年の成人式の記念行事・平地区のDJパフォーマンス(平成24年1月、いわき市撮影)

左の写真:近年の成人式の記念行事・平地区のDJパフォーマンス(平成24年1月、いわき市撮影)

 

 

 

 

 

 

 

〔担当〕市制施行50周年記念誌プロジェクト

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総合政策部 広報広聴課

電話番号: 0246-22-7402 ファクス: 0246-22-7469

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