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市長年頭のごあいさつ(令和7年1月7日)

登録日:2025年1月7日

  いわき市民の皆様、新年おめでとうございます。

  皆様には、新春を健やかにお迎えのことと、心よりお慶び申し上げます。

 さて、市政を取り巻く情勢は、わが国同様に少子・高齢化が進行し、昨年4月には現住人口が32万人を下回る状況となりました。右肩下がりの社会にあって、これまでの概念・常識が覆るような予測困難な未来に、今、私たちは向かっています。

 

 いわき市誕生から59年。人生に例えれば、還暦を前に、これまでの歩みを振り返り、次の新たなステージをどう設計するか、を考える時を迎えています。

 これまで先人たちが築いてきた歴史や功績を振り返り、総括しながらも、不確実性が高く将来の予測が困難な時代にふさわしい未来を果断につかみとらねばなりません。これまでの常識や経験の延長上に本市の未来の絵姿を描くのではなく、想像力と構想力をもって、明るい未来をつくっていきたいとの強い想いを抱いています。

 

 具体的には、

 市民の皆様それぞれの生き方が尊重された、幸福感の高いまち。

 誰もがアイディアをかたちにし、挑戦できるような、夢や希望にあふれたまち。

 「困っている」「助けてほしい」と言い合えるよりどころが豊かな、暮らしやすいまち。

 エッジの効いた「エンターテインメント」「カルチャー」が身近にある、魅力的なまち。

 

 予測困難な未来を新しい価値観をもって逞しく生き抜いていかねばならない若者たちと、これまで以上に対話を重ね、彼らがこの地で暮らすことを誇れるような、いわきらしい「Well-Beingなまちづくり」の絵姿を描き、様々な分野の第一人者をアドバイザーに迎え、若者たちが輝く未来へ戦略的に投資していきます。

 

 足元の課題にも速やかに対応してまいります。医療、産業、防災、教育、子育て、公共交通など、多岐に渡る分野で、待ったなしの対応が求められています。

 これらの課題解決に向け、デジタル技術を積極的に活用するとともに、人の手・温もりが欠かせない部分には、しっかりと寄り添い、血の通ったあたたかいまちをつくっていきます。

 

1 市民が安心して医療サービスを受けられる、持続可能な医療提供体制の確保

2 若者や女性などにとって「魅力的な働く場」「刺激的なカルチャー、エンターテインメントのある日常」を創出し、

  新たな若者や女性を呼び込む好循環の実現

3 逃げ遅れゼロ、災害死ゼロを目指した、河川洪水等災害対応力の強化と、消防・救急体制の更なる整備

4 こども達の未来への希望をサポートし、世界に通用するような人材を育成する質の高い教育プログラムの提供

5 地域全体で困難を抱えるこども達の子育てをサポートするような、誰もが安心して子育てができる環境づくり

6 オンデマンド交通や共創型移動サービスの実証・導入等による、公共交通空白地域ゼロの実現

 

 様々な課題を克服し、未来を切り拓くためには、人の力の結集も必要不可欠です。

これまでも、地縁・志縁、様々な形で地域の彩り豊かな暮らしが守られ、今に繋がっていると実感します。これからも大きなうねりに飲み込まれることなく、精神的に自立した地域社会の実現に、まちづくりの仕組みも見直していきます。

 

1 副業人材の活用など、皆様の経験や知識、ネットワークが地域で輝き、実践できる仕組み

2 地域を学び、皆様の新たな挑戦を後押しする、リスキリングをサポートする体制

3 公民連携デスクの設置など、企業の皆様のアイディアを活かし、投資につながるような事業構築の仕組み

 

 困難な時代を、「人づくり日本一」の実現を通じて、皆様と共に力強く乗り越えていきたいと思っています。

 本市にご縁のある皆々様方には、本市が目指す「Well-Beingなまちづくり」の推進にお力添えをお願いいたします。

 

「成長」や「変革」の年といわれる巳年の、本年。

 「住んで良かった、住み続けたい」と実感できる、幸福感の高いまちづくりに挑戦してまいります。皆様には、希望に満ちた輝かしい一年となりますことを祈念いたしまして、年頭のあいさつといたします。

 

 令和7年1月7日 いわき市長 内田広之

 

 年頭あいさつ資料(PDF/507KB)

このページに関するお問い合わせ先

総合政策部 政策企画課

電話番号: 0246-22-1216 ファクス: 0246-24-4300

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