市長コメント～政府が「ALPS処理水の処分に関する基本方針の着実な実行に向けた行動計画」を取りまとめたことについて～

　ALPS処理水の海洋放出方針については、市といたしましては、これまでも機会あるごとに、早急に具体的な風評対策等を示し、国民や関係者に対して丁寧に説明し、理解を得るよう、国及び東京電力に申し入れてきたところです。

　本日、政府は具体的な風評対策である「ALPS処理水の処分に関する基本方針の着実な実行に向けた行動計画」を取りまとめましたが、重要なことは「実効性のある計画なのか」「関係者の声を十分に反映し、理解が得られる計画なのか」ということであると考えております。

　ALPS処理水の海洋放出方針が決定されて約８ヵ月が経過しましたが、安全性や風評による被害を懸念する声は依然として強く、国民や関係者から理解を得るプロセスはまだまだ途上であると認識しております。

　市といたしましては、今後も引き続き、国及び東京電力に対し、「時期ありきではなく、分かりやすく、丁寧に説明し、国民や関係者の理解を得るよう」、あらゆる機会を捉えて、求めてまいりたいと考えております。

 

　令和３年12月28日

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いわき市長　内田　広之