コンテンツにジャンプ

臨時市長記者会見(令和3年8月5日)での市長コメント等について

登録日:2021年8月5日

臨時市長記者会見

発表内容 

日時

 令和3年8月5日(木) 午後7時から

場所

 災害対策本部会議室

案件

  1. 「まん延防止等重点措置の対象地域の指定について」

記者会見動画

市長コメント

 会見に先立ちまして、新型コロナウイルスの感染防止のため、医療の最前線で対応いただいております医療従事者の皆様はもとより、感染拡大防止のため、新しい生活様式などの実践にご協力をいただいております市民の皆様、事業者の皆様に対しまして、心から感謝申し上げます。

 本市におきましては、7月24日以降、新規感染者がこれまでにないスピードで急増し、過去最大規模の感染拡大が生じております。
 このため、7月31日から8月22日までの間、市独自の取組みであります「いわき市感染拡大防止一斉行動」を実施するとともに、福島県に要請し、酒類を提供する飲食店等への営業時間短縮などの集中対策を開始したところであります。
 しかしながら、さらに本市の感染拡大が見込まれたことから、8月2日には、酒類の提供禁止等のさらに強い措置を伴う「まん延防止等重点措置」の適用を福島県に要請し、国は、福島県の要請を受けて、同様の要請のあった茨城、栃木など8県について、「まん延防止等重点措置」の適用対象とすることを本日決定いたしました。
 この「まん延防止等重点措置」の適用により、本市におきましては、8月8日から31日までの間、全ての飲食店等や一定規模を超える飲食店以外の施設に対する営業時間の短縮要請を行うこととなるほか、飲食店等における酒類提供の終日自粛や、カラオケ設備の利用自粛、イベント等に係る開催時間の制限などが行われることとなります。

 市といたしましては、一日も早い感染拡大の収束に向け、引き続き県等とより一層緊密に連携しながら、飲食店等への見回り活動の体制強化等を図るほか、「いわき市感染拡大防止一斉行動」や、公共施設等の休館等につきましては、今月22日までとしておりました実施期間を、重点措置の適用期間に合わせて、今月31日まで延長してまいりますので、市民の皆様、事業者の皆様には、ご不便、ご苦労をおかけいたしますが、ご協力をお願い申し上げます。

 また、新たに、次のような対策を実施することといたします。
 まず、広報の強化についてであります。
 感染拡大をできる限り抑え込むためには、市民の皆様に確実に伝わる広報が重要であることから、感染の実態や事例等について、市公式ホームぺージをはじめ、テレビ、FMいわき、防災メール、新聞広告等を活用するほか、まん延防止等重点措置の適用期間中は、広報車による広報や、いわき駅前のペデストリアンデッキに設置しております電光掲示板等を活用した、目に見える広報にも取り組んでまいります。
 さらに、若い世代の感染者数が激増している現状を踏まえ、同世代に身近なフェイスブックやツイッター、ライン、ユーチューブ等のSNSの活用や、商工会議所をはじめとする市内経済団体等との連携を図りながら、若い世代に向けた啓発チラシを作成し、事業所や学校等を通した周知を行うなど、若い世代の視覚に訴えた広報の強化に努めてまいります。

 次に「放課後児童クラブの一部受け入れ制限について」であります。
 児童施設におきましては、今月に入り、過去最大規模のクラスターが発生するなど、感染事例が増加していることから、人と人との接触をできる限り減らすため、市内全ての放課後児童クラブにおきまして、利用児童のうち、一人でも留守番が可能である小学4年生以上の児童につきましては、原則、利用制限を実施することとし、各クラブのご協力を得ながら、保護者の皆様に対し、利用自粛の要請を行うことといたしました。
 また、小学1年生から3年生につきましては、原則、保育を実施いたしますが、感染拡大防止対策のさらなる強化のため、可能な限り各家庭での保育に、ご協力いただくようお願いいたします。 
 なお、実施期間につきましては、8月7日から31日までといたしますが、今後の感染状況の推移等を見極めながら見直しを行う考えであります。

 次に「第64回オールスター競輪の無観客開催について」であります。
 当該競輪は、オールスター競輪史上、初の6日間ナイターで行われる特別競輪であり、市民はもとより、全国の競輪ファンが待ち望んでいるものと考えております。
 開催に当たりましては、感染対策に万全を期すため、入場者数を限定することとし、事前に応募いただいた方から抽選で2,000名を上限に入場いただくこととしておりましたが、今般の市内における新型コロナウイルス感染症の爆発的な感染拡大により、福島県に「まん延防止等重点措置」が適用されることを受け、やむなく無観客での開催といたしました。
 応募いただきました競輪ファンの皆様をはじめ、開催に当たりましてご尽力いただきました関係団体の皆様には、本市における予断を許さない感染拡大状況を踏まえた今回の無観客開催について、ご理解を賜りたいと存じます。

 現在の本市の感染状況につきましては、直近1週間の新規感染者数が本日公表分の4日現在までで過去最多の300人となり、人口10万人あたりに換算すると約90人と、爆発的な感染拡大を示すステージ4の目安である25人の3倍以上となっています。
 また、病床占有率も8月4日現在で約76%、市内の宿泊療養施設も約76%となっておりますが、本市におきましては、できる限り入院病床を増やすとともに、福島県におきましては、県全体の入院施設や療養施設の増床を行う予定となっており、これらを踏まえ、県内全域での患者受入の広域調整を行うほか、市保健所はもとより、福島県の医療チーム、市医師会をはじめ多くの医療関係者の皆様のご協力をいただきながら、自宅療養を含め、症状に応じた適切な医療の提供に努めているところであります。
 このような中、8月7日からの3連休と13日からお盆の時期を迎えることになります。
 感染が市内にまん延している中、さらに人々の動きが活発化することは、感染の拡大を招き、地域医療提供体制に深刻な影響を及ぼす可能性があります。
 そこで、最後に、市民の皆様、事業者の皆様に、8月中の感染対策に関するお願いを申し上げます。
 1つとして、できる限り外出や移動を控えるようお願いいたします。
 2つとして、帰省や旅行など、市外との往来や移動は、原則として中止、または延期をお願いいたします。
 3つとして、家族や普段から一緒にいる人以外との会食は、しないようにお願いいたします。
 特に、市内であっても、知人や親類等とのお盆期間中の会食は控えるようお願いいたします。
 4つとして、事業者の皆様には、厳しい状況ではありますが、営業時間の短縮など「まん延防止等重点措置」による要請へのご協力をお願いいたします。
 5つとして、発熱等の症状のある場合は、かかりつけ医等、医療機関に早めに相談や受診を行い、出勤や登校はなさらないようにお願いいたします。

 本市は、これまでに経験したことのない感染拡大の脅威の中で、一日も早く感染拡大を食い止めなければならない正念場を迎えております。
 市民の皆様、事業者の皆様におかれましては、感染リスクの非常に高い変異株が身近に迫っていることにご理解をいただくとともに、地域医療の崩壊を防ぎ、皆様の命と健康を守るため、生活のあらゆる場面で、外出や移動、人との接触機会をできる限り減らすなど、最大限の強い警戒と慎重な行動を、強くお願い申し上げます。

 私からは以上であります。

 事務担当  

  • 【資料1・2】いわき市新型コロナウイルス感染症対策本部事務局(保健所総務課) 電話 0246-27-8555
  • 【資料3】いわき市新型コロナウイルス感染症対策強化チーム 電話 0246-38-5696
  • 【資料4】こどもみらい部こども支援課 電話 0246-22-7454

このページを見ている人はこんなページも見ています

    このページに関するアンケート

    このページの情報は役に立ちましたか?