臨時市長記者会見(令和3年7月27日)での市長コメント等について
登録日:2021年7月27日
臨時市長記者会見
発表内容
日時
令和3年7月27日(火) 午後6時から
場所
災害対策本部会議室
案件
- 新型コロナウイルス感染症感染者急増警戒について
- 【資料1】陽性者数と人口10万人対比の推移(令和3年3月29日~7月26日)(755KB)(PDF文書)
- 【資料2】令和3年7月の感染状況について(令和3年7月26日現在)(152KB)(PDF文書)
記者会見動画
市長コメント
本日はお忙しい中、お集まりいただきまして、誠にありがとうございます。
会見に先立ちまして、新型コロナウイルス感染症対策のため、医療の最前線で対応いただいている医療従事者の皆様はもとより、感染拡大防止のため、新しい生活様式などの実践にご協力をいただいております市民の皆様、事業者の皆様に対しまして、心から感謝申し上げます。
今月に入り、全国的に第5波といわれる感染拡大が続いており、福島県におきましても、感染者が急増し、南相馬市や郡山市におきましては、飲食店等の営業時間短縮などの新型コロナウイルス感染症集中対策が実施されております。
本市におきましては、5月19日以降これまで、1日当たりの新規感染者数が、ゼロ若しくは1ケタ台と、比較的落ち着いた状況にありましたが、ここ3日間で状況が大きく変わってきております。市外居住者を含め、24日が8人、うち市外1人、25日が11人、うち市外2人、そして、本日公表分26日が18人、うち市外3人と、この3日間で37人、うち市外6人、が確認されました。
特に、この3日間を含む直近1週間の感染状況におきましては、30代以下の若い世代の感染が約8割を占めているほか、感染経路不明が4割を超え、感染源の異なる感染者が多数確認されるとともに、飲食店でのクラスターが短期間に複数発生するなど、飲食店を介した感染の割合が増加したほか、帰省などの市外との往来も多く見受けられるようになりました。
また、感染状況を示す指標である「病床占有率」につきましては、新規感染者の急増により、本日現在、ステージ4の目安である50%に迫る45%まで上昇するなど、医療提供体制への負荷が増している状況となっており、このまま感染拡大が続くようであれば、飲食店等への営業時間の短縮を再び県に要請するなど、さらに強い感染拡大防止対策をとらざるを得なくなると考えております。
このような状況の中、学校が夏休みに入り、8月には、お盆シーズンの長期休暇を迎えるなど、外出や人との飲食の機会の増加が見込まれることから、さらなる感染拡大を抑え込むため、新型コロナウイルス感染症感染者の急増について、警戒するよう市民の皆様に現在の危険な状況を広くお知らせするとともに、次の3点について、ご協力をお願いしてまいりたいと考えております。
一つとして、感染拡大地域との不要不急の往来につきましては、原則として、中止あるいは延期をお願いいたします。特に、旅行や帰省を含め、県境を越えるような移動をお考えの際には、デルタ株が全国的に拡大していることを踏まえ、ご家族等とご相談の上、極力控えてくださるようお願いいたします。
二つとして、飲食の際は、大人数・長時間の会食を避けるとともに、会話時のマスク着用や大声での会話を控えるなどの感染防止対策をお願いいたします。また、市あんしんコロナお知らせシステムの導入など感染対策を徹底した飲食店の利用をお願いいたします。
三つとして、発熱等の症状がある場合におきましては、かかりつけ医等、医療機関に早めの相談・受診をお願いいたします。また、症状がある場合には、出勤や登校はなさらないようにお願いいたします。
先週19日には、市内で初めてデルタ株が確認され、その後も相次いで確認されるなど、従来よりも感染力の強い変異株による感染が、明らかに増加してきております。こうした中、市内の感染拡大を食い止めるためには、これまで以上に強い警戒と慎重な行動が重要となりますので、市民の皆様の命と健康を守るため、感染リスクの高まる場面をできる限り減らすなど、感染防止対策に万全を期していただきますようお願いいたします。
私からは、以上であります。
事務担当
- いわき市新型コロナウイルス感染症対策本部事務局(保健所総務課) 電話 0246-27-8555