令和3年度環境等測定結果
更新日:2022年7月1日
はじめに
いわき市では、市内における大気、水質等の環境の状況を監視し、各種公害の未然防止及び生活環境の保全に資することを目的として、大気汚染防止法、水質汚濁防止法等の各種法令等に基づき、環境中の大気・水質等の測定を実施しております。
このたび、令和3年度における環境等の測定結果をとりまとめましたので、お知らせします。
測定機関等
測定機関
いわき市(ただし、一部の結果は、廃棄物焼却炉や最終処分場等を設置している事業者が自主測定したものになります。)
測定期間
令和3年4月から令和4年3月まで
全体の測定結果について
大気(光化学オキシダント)及び自動車交通騒音について、環境基準を超過しましたが、全体的には前年度とほぼ同様の結果となり、概ね良好な状況となっていました。
すべての測定結果を一括でご覧になりたい方は、次のPDFファイルをダウンロードしてください。
個別の測定結果について
大気汚染の監視の状況
市内に設置している全12測定局において、大気中の二酸化いおう、光化学オキシダント、浮遊粒子状物質等の濃度を24時間365日測定しました。
二酸化いおう
11測定局すべてで環境基準値の超過はありませんでした。
光化学オキシダント
7測定局すべてで環境基準値を超過しました。超過の原因としては、市外で発生した大気汚染物質が、南風によって流入したものと考えられます。
浮遊粒子状物質
9測定局すべてで環境基準値の超過はありませんでした。
微小粒子状物質(PM2.5)
2測定局すべてで環境基準値の超過はありませんでした。
その他(二酸化窒素、一酸化窒素等)
測定局すべてで環境基準値の超過はありませんでした。
有害大気汚染物質のモニタリング状況
市内4測定局において、大気中の有害大気汚染物質の濃度を測定しましたが、環境基準値が定められているベンゼン等4物質については、すべての測定局で環境基準値の超過はありませんでした。
河川の水質汚濁の状況
市内17河川(28地点)について、河川の水質(生活環境項目、健康項目等計87項目)を測定しました。
生活環境項目(BOD等)
河川の水質汚濁の指標であるBODについて、環境基準の類型が指定されている10水域を測定しましたが、すべての水域で環境基準値の超過はありませんでした。
健康項目(カドミウム等)
7河川8地点すべてで環境基準値の超過はありませんでした。
海域の水質汚濁の状況
市内9水域(20地点)について、海域の水質(生活環境項目、健康項目等計54項目)を測定しました。
生活環境項目(COD等)
海域の水質汚濁の指標であるCODについて、環境基準の類型が指定されている9水域を測定しましたが、すべての水域で環境基準値の超過はありませんでした。
健康項目(カドミウム等)
4水域6地点すべてで環境基準値の超過はありませんでした。
地下水汚染の状況
市内12地点の井戸について、地下水中のカドミウム等最大28項目を測定しましたが、すべての地点で環境基準値の超過はありませんでした。
環境騒音の状況
市内10地点において騒音レベルを24時間測定しましたが、すべての地点で環境基準値の超過はありませんでした。
自動車交通騒音の状況
市内主要幹線道沿道4路線8区間について、自動車騒音の測定及び住居等への騒音レベルの評価を行いましたが、評価の対象となる3,074戸の住居のうち、77戸で環境基準値を超過し、達成率は97.5%となりました。
公害苦情の状況
年間70件の公害苦情の申立てがあり、前年度に比べて18件減少しました。主なものは次のとおりです。
- 悪臭:22件(全体の約32%)
- 騒音:20件(全体の約29%)
- 大気汚染:17件(全体の約24%)
ダイオキシン類の状況
市内の環境中における水・大気・土壌中のダイオキシン濃度の測定や、事業場における排出ガスや排出水の立入検査を実施しました。
水・大気・土壌等の環境調査
延べ25地点すべてで環境基準値の超過はありませんでした。
排出ガス及び排出水の立入検査
1事業場の排出ガス及び1事業場の排出水について、排出基準値の超過はありませんでした。
焼却炉等の設置者による排出ガス及び排出水の自主測定
測定を実施したすべての事業場について、排出基準値の超過はありませんでした。
廃棄物焼却炉の排出ガス及び廃棄物最終処分場の放流水に係る立入検査
5事業場の排出ガス及び3事業場の放流水について、維持管理基準値の超過はありませんでした。
廃棄物最終処分場の設置者による放流水等の自主測定
14事業場すべてで維持管理基準値の超過はありませんでした。
このページに関するお問い合わせ先
生活環境部 環境企画課 環境保全係
電話番号: 0246-22-7441 ファクス: 0246-22-1286