その5 『「いわき発見伝」の電子版を公開しました』(平成27年7月15日市公式Facebook投稿)
登録日:2015年7月15日
『いわき発見伝』の電子版を公開しました編
6月3日の回では、市が平成3年に発行した『いわき発見伝』というマンガ本を紹介しました。記事をご覧になった皆さんから、本を懐かしむ声が寄せられましたので、決めました!電子化して公開しました!
『いわき発見伝(電子版)』は、次のリンクからご覧になれます。過去に読まれた方も、初めての方も、ぜひご一読ください!お気に入りの一話に出会えるはずです。
電子版公開記念!として、前回も少し紹介した小学生の受賞作品「ハドロの森」の作者、吉田真弓さんにお話を伺うことができました。
当時、平第三小学校の2年生だった吉田さんが、作品を応募するきっかけになったのは、お父さんが「ハドロの森」のシナリオを読んでくれたことだったそうです。漢字も多く使われていたシナリオは、きっと小学2年生が自分で読むには難しかったのだろうと思います。
短期集中型の吉田さんは、それほど長くない制作期間で絵の部分を描き上げ、セリフ部分は、読みやすさを考えてお父さんが担当されたということです。ご家族での共同作業だったのですね。
特別賞の受賞が決まったときは、自宅にテレビ取材が来てご家族全員で驚かれたとか。掲載された本を手にされたときは、少し感慨深かったそうです。当時の吉田さんにとって、自分の描いたものが載っている本は、どこか不思議なものだったのかもしれません。しみじみと本を眺めている女の子を想像すると、何だかかわいらしいです。
大人になった今も、絵や芸術が好きで、「また絵を描いてみようと思っている」とのことでした。
ご家族で取り組んだ吉田さんのように、『いわき発見伝』に掲載された作品ひとつひとつに制作ドラマがあって、後々まで良い思い出になっていたりするのかなぁと思うと、とてもうれしくなってきます。
皆さんも、『いわき発見伝(電子版)』をご覧になって、ぜひ制作の様子を想像してみてください。
写真について
写真は、市立図書館で貸出または閲覧ができる『いわき発見伝』です。電子版も良いですが、図書館で所蔵する第1刷は、まばゆいばかりの金色の表紙!ぜひ実物をご覧いただきたいです。
いっしょに写っているのは、作品募集の際に配布された「マンガ『いわき発見伝』のための七つのシナリオ」です。シナリオ集では、マンガ制作に役立てられた資料や、応募作品の中に正賞該当作品がなかったことから、『いわき発見伝』では読むことができない「渦巻型のじゃんがら」のストーリーなどが見られて、こちらもオススメです。
ちなみに、『いわき発見伝』もシナリオ集もそれぞれ増刷されていて、表紙に異なるバージョンが存在します。『いわき発見伝』の第3刷は、なんと銀色だったそうですが、残念ながら図書館にはありません…。また、シナリオ集の第2刷は、タイトル文字が青色だったそうですが、図書館にはありません…。もし、お持ちの方がいらしたら、ぜひご連絡ください!
[市刊行物(電子版)]
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