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市長議会提案説明

登録日:2024年12月5日

市長議会提案説明(令和6年12月定例会)   

 本日ここに、令和6年市議会12月定例会が開催されるに当たり、市政を取り巻く諸問題について報告を申し上げます。併せて、提出議案についての提案理由を説明申し上げます。

 

 初めに、「いわき市民スポーツ栄誉賞」の授与について申し上げます。

 本年9月に開催された「パリ2024パラリンピック競技大会」の「柔道女子48kg級 J1クラス」において、日本代表として出場された本市出身の半谷静香さんが、強豪ひしめくなか、見事第2位という成績をおさめられました。

 大会では、豊富な国際大会でのキャリアを活かされ、巧みな戦術を展開し、銀メダル獲得という快挙を成し遂げられたことは、最後まで諦めない不撓不屈の精神力と日々の弛まぬ研鑽、そして、並々ならぬ努力の賜物であります。

 また、半谷さんの活躍は、本市にとりまして、大いなる誉れであり、世界トップレベルの選手と死力を尽くして戦う勇姿に、本市柔道界をはじめ、多くの市民の皆さまが感銘を受けたところです。

 このため、市におきましては、半谷さんの功績を称え、去る1015日に2度目となる「いわき市民スポーツ栄誉賞」を授与するとともに、「いわき応援大使」を委嘱しました。

 市といたしましては、今後も、国際大会等において活躍する選手が本市から輩出されるよう、選手の強化や競技力の向上に取り組んでいきます。

 

 次に、国連ユニタールCIFALジャパン国際研修センターの開設に関する協力協定書の締結について申し上げます。

 本市では学校法人昌平黌と連携し、ジュネーブに本部を置く国連機関のユニタールが地域リーダーを育成するため世界各地で展開している「CIFAL国際研修センター」の誘致に取り組んできました。

 関係者間での調整が概ね整ったことから、去る12月2日に、日本初の拠点となる「CIFALジャパン国際研修センター」を市内に開設するための協力協定書の締結式を執り行いました。

 市といたしましては、今後、「CIFALジャパン国際研修センター」で提供される教育プログラムの開発等を通じ、グローバルに活躍する地域人財の育成やこれら人財が働く場の創出を目指していきます。

 

 次に、今回提案いたしました議案について説明申し上げます。

 議案件数は、条例の制定案が2件、廃止案が2件、改正案が6件、補正予算案が17件、その他の議案が16件の計43件です。

 私からは、今回提案しております議案のうち、条例の改正案2件、及び補正予算案の概要について説明申し上げます。

 

 初めに、「議案第5号 いわき市公告式条例及びいわき市支所設置条例の改正について」申し上げます。

 川前支所庁舎につきましては、老朽化が著しいことに加え、土砂災害特別警戒区域に位置していることなどから、地域の皆様との意見交換を重ねながら、令和4年5月に、庁舎の移転整備を内容とする「川前支所庁舎等整備基本計画」を策定しました。

 以降、令和6年3月末で閉校した桶売中学校校舎を支所庁舎として活用するため、改修工事を実施してきたところであり、当該事業については、令和6年度中の竣工並びに新庁舎の供用開始を予定しています。

 このため、支所庁舎に併設されている川前掲示場及び支所の位置を変更するため、所要の改正を行うものです。

 

 次に、「議案第8号 いわき市公民館条例の改正について」申し上げます。

 大野公民館及び川前公民館につきましては、老朽化が著しいことに加え、施設の一部が土砂災害特別警戒区域に位置していることなどから、移転について地域の皆様との意見交換を重ねてきました。

 その結果、大野公民館については令和2年3月末で閉校した大野第一小学校校舎を活用し、同校舎の1階部分へ、川前公民館については現在の「川前活性化センター」施設にそれぞれ移転することとし、令和7年4月からの供用開始を予定しています。

 このため、施設の位置及び施設利用に係る使用料の額を変更するため、所要の改正を行うとともに、いわき市川前活性化センター条例を廃止するものです。

 

 両案とも、新たに施設を建設するのではなく、既存の施設を用途変更して整備したところであり、今後も、施設の更新等にあたっては、市民の皆様のご意見を伺いながら、既存施設の有効活用策を視野に入れ、取り組んでいきます。

 

 次に、補正予算案の概要について申し上げます。

 今回の補正は、国や県の補助事業の内定等に伴い措置すべき経費をはじめ、市政執行に必要となる経費について、補正措置を講じるものです。

 その主な内容について申し上げます。

 はじめに、一般会計のうち、物価高騰対策です。小中学校の学校給食における食材料費が高騰しておりますが、子どもたちの健全な育成に必要となる質や量を保った学校給食を安定して提供するため、所要の経費を計上しました。

 次に、移住促進の取り組みです。東京圏から本市に移住し起業や就業した方などを対象に、支援金を交付しておりますが、今年度、子育て世帯の移住者が増加しており、現在の予算に不足が見込まれますことから、所要の経費を計上しました。

 次に、特別会計について申し上げます。介護保険特別会計ほか11会計について、いずれも前年度の繰越金の確定などに伴い、所要の経費を計上しました。

 次に、企業会計について申し上げます。病院事業会計について、患者数の増加に伴い、医薬材料費の増加が見込まれますことから、所要の経費を計上しました。

 以上の結果、一般会計につきましては、補正額が465,7727千円で、補正後の総額は1,5463,5778千円となり、特別会計につきましては、補正額が414,0222千円で、補正後の総額は1,0692,7219千円、企業会計につきましては、補正額が123,2763千円で、補正後の総額は6772,1946千円となるものです。

 

 私からは以上でありますが、その他の議案並びに予算案の詳細につきましては、両副市長から説明申し上げます。

 いずれも市政執行上重要な議案を提出いたしておりますので、何とぞ慎重御審議の上、速やかなる御議決を賜りますようお願いを申し上げ、私の提案理由の趣旨説明といたします。

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総務部 総務課

電話番号: 0246-22-7401 ファクス: 0246-22-3662

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