いわき金成公園
登録日:2021年4月26日
いわき金成公園の地域特性
いわき金成公園は、平、小名浜、常磐などの市街地に囲まれた地域に位置しています。当公園を含む一帯は、標高80メートル以下の丘陵地で、緑の空間の中には、丘陵の間に谷地が入り込み、ため池や河川といった水環境が散在するなど、豊かな自然環境があり、多様な生態系が今なお存在していることは、市民共有の財産としての価値があるといえます。また、かつては継続的に人の手が入れられ、人と自然との共生の中で恵みを享受してきた「里山」としての空間が形成されていた地域でもあります。
公園整備(里山づくり)のテーマと方針
当公園は、市街地に囲まれた市民に身近な自然を保全するとともに、地域特性・環境特性などを踏まえ、市民が主体的な里山づくりを通して、自然の恵みを堪能し、享受できる里山環境を確保するとともに、「環境学習や自然体験」、「生活文化の継承」などの機能を導入し、里山の新たな価値の創造と環境との共生を実践する先導的な場として、市民参加により段階的・長期的に整備を進めていく方針です。
公園整備(里山づくり)のテーマ
里山の新しい価値を創造し、次の世代に伝える
- 里山として再生・保全し、次の世代に伝える
- 人と自然のふれあいの場として利用する
公園整備(里山づくり)の方針
いわき金成公園は、約91ヘクタールと広大な面積を有するため、かつての郷単位に4つのゾーンに分け、段階的・長期的に整備(里山づくり)を進めていく方針です。
岩出の郷 「街と里山の連携ゾーン」
現在も畑地や水田耕作等で人と自然の関係が維持されており、アクセスが容易なことから、市民参加による里山づくりの第一段階を開始していく考えです。
金成の郷 「里山文化の継承と創造ゾーン」
各郷の中で、面積がもっとも広く、中央に位置していることから、公園のセンター機能を配置し、環境学習や里山管理のための積極的な利活用を推進していく考えです。
林城の郷 「里山風景の保全ゾーン」
良好な里山風景と尾根沿いの展望を利用した観察路や展望施設等を配置する考えです。
三沢の郷 「里山と森の再生ゾーン」
生態系を保全しつつ、生き物の生息に配慮しながら、里山の循環資源の調達の場として里山林の再生を行っていく考えです。
公園内の様子
岩出の郷の風景
金成の郷の円後池
市民参加による里山づくり
当公園については、市民参加による里山づくりを推進することを目的に「いわき金成公園里山づくり協議会」を設置しており、同協議会を通じて里山の再生保全活動等が行われています。
岩出の郷 保全活動の様子
このページに関するお問い合わせ先
都市建設部 公園緑地課
電話番号: 0246-22-7518 ファクス: 0246-22-7568