手足口病に注意しましょう
更新日:2025年4月1日
手足口病に注意しましょう!
手足口病は、口腔粘膜、手や足などに現れる水疱性の発疹を主症状としたウイルス感染症です。
子どもを中心に、主に夏季に流行がみられます。
手足口病の症状
感染してから3~5 日後に、口の中、手のひら、足底や足背などに2~3mm の水疱性発疹が出ます。
発熱は約3 分の1 にみられますが、高熱が続くことは通常はありません。
ほとんどの発病者は、数日間のうちに治る病気です。
しかし、まれですが、髄膜炎、小脳失調症、脳炎などの中枢神経系の合併症のほか、心筋炎、神経原性肺水腫、急性弛緩性麻痺など、さまざまな症状が出ることがあります。
手足口病の治療
手足口病には特別な治療法はなく、基本的には経過観察を含め、症状に応じた治療となります。
しかし、まれに髄膜炎や脳炎など中枢神経系の合併症などが起こる場合があるので、経過観察をしっかりと行い、高熱が2日続く、嘔吐する、視線が合わない、呼びかけに答えない、呼吸が速くて息苦しそう、水分が取れずにおしっこがでない、ぐったりとしているなどの症状がみられた場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。
予防方法
手足口病は、患者の咳やくしゃみによる飛沫感染、手指や共用タオル等を介した接触感染により感染します。
手足口病には有効なワクチンはなく、また手足口病の発病を予防できる薬もありません。
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手洗いは、流水と石けんで十分に行う
特に、排泄後、オムツ交換後、食事の前はしっかりと手洗いしてください。 - タオルの共有は避ける
- 咳エチケットを心がける
なお、治った後も2~4週間は便からウイルスが排泄されることがあります。
また、感染しても発病しないままウイルスを排泄している場合もあることから、日頃からしっかりと手洗いをすることが大切です。
手洗いリーフレット(厚生労働省) 咳エチケットリーフレット(厚生労働省)
外部リンク
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いわき市保健所 感染症対策課
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