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「令和5年度第4回いわき市登録防災士スキルアップ研修」を開催しました!!  

登録日:2024年3月4日

目的

 本市では、近年、自然災害の頻発化や激甚化がみられる一方、高齢化や人口減少が進行する中、迅速かつきめ細かい被災者支援を進めるため、新たな「共助」の担い手の確保を目的として、令和4年8月から、市内で防災士資格を有する方を対象とした「登録防災士」制度を導入しています。

 市内で災害が発生した際、登録防災士には、避難所の運営や災害ボランティア活動等に協力いただくこととしており、1月末現在、258名の方に登録いただいています。

 今回は、登録防災士の皆様に「語り部」及び「災害ボランティア活動」に必要な知識・技能を習得いただくため、研修を実施しました。

 

 1 開催日

     令和6年2月4日(日)

 2 開催場所

     いわき市役所本庁舎8階 第8会議室(いわき市平字梅本21番地)

 3 参加者数

     登録防災士49名

 4 開催内容 

  ⑴ 語り部について

    【講師】 いわき語り部の会 会長 大谷 慶一 氏

  ⑵   災害ボランティア活動について

    【講師】 いわき市社会福祉協議会 事務局長 篠原 洋貴 氏

  ⑶  登録防災士の活動に係る情報交換・意見交換

 ※ 語り部では、東日本大震災において津波被害に遭われ、九死に一生を得られたいわき語り部の会の大谷会長から、当時、迫り来る津波から必死の思いで逃げ延びたことなど壮絶な体験談を聞き、参加者は災害時における判断の難しさ、早期避難の重要性を実感するなど、防災に対する思い、避難に対する思いを強くされていました。

   また、災害ボランティア活動では、いわき市社会福祉協議会の篠原事務局長による講義において、活動時の心構えや活動までの手続き、活動内容等について学ぶことにより、参加者にとって災害ボランティア活動への理解を深めるとともに、活動意欲の向上につながりました。

   さらに、登録防災士の活動に係る情報交換、意見交換では、参加者は9つのグループに分かれ、これまでの活動内容等について情報共有しながら、登録防災士としての今後の活動目標、活動計画をまとめました。

5 参加者の声

  参加された皆様からは、次のとおり様々な感想や意見が寄せられました。

 ⑴ スキルアップ研修に参加した感想

  ・「語り部の話を聞けたのはよかった。心に刺さった

  ・「語り部により生死をわけた大震災を考えさせられた。日頃からの防災意識の重要性を再認識した」

  ・「災害を実際に経験した際の話を聞けて、災害が起こった際に正しい行動をとることがいかに難しいか知ることができた

  ・「災害ボランティアをする際の意識と注意点について理解ができた

  ・「地域も年代も違う方々と意見交換できたのがよかった

 ⑵ 今回の研修で学んだことを今後の活動にどのように生かしていきたいか。

  ・「自分の所属している団体で防災訓練等に生かしていければよいと思う」

  ・「自分の地域の災害の種類と対策を考えたい

  ・「家族や地域の隣組、職場等に活用していきたい」

  ・「自治会、職場などで防災、減災について皆で話し合えるような活動をしたい」

  ・「被災地の実情を十分に把握し、被災者に寄り添った活動をしたい」

  ・「防災知識を伝える、というところまで行けるように継続的に研修に参加したい」

  ・「危険を察知したら周りに対し、危険を発せられるようにしたい

  ・「災害発生時に正しい行動を取れるようになりたいと思った」

  以上のとおり、今回の研修を通じて、新たな発見や学びにつながるとともに、今後の活動目標を考えるきっかけとなるなど、参加者にとって大変有意義な研修の場になりました。

 一方で、課題として登録防災士の組織化や横のつながりが挙げられたことから、今後も継続して情報交換や意見交換の場を設けるとともに、SNSの活用などによる登録防災士どうしのネットワークづくりを進めていきます。

 

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このページに関するお問い合わせ先

危機管理部 危機管理課

電話番号: 0246-22-1206 ファクス: 0246-22-1145

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