「令和5年度第2回いわき市防災士資格取得者フォローアップ研修」を開催しました!!
登録日:2024年3月4日
目的
本市では、災害発生時に、自らの身を安全に守る「自助」や、隣近所が助け合って避難誘導や避難所運営を行うなど「共助」の担い手となる「防災士」の養成に取り組んでいます。
「防災士養成講座」については、年2回開催しており、本年度は第1回(学生(中学生以上)、市内企業にお勤めの方をはじめ、広く市民の皆様を対象)を8月に、第2回(自主防災組織構成員、消防団員、女性消防クラブ会員の方を対象)を10月に開催しました。
今回は第2回防災士養成講座の合格者を対象に、今後、防災士として活動するにあたって必要となる知識・技能の習得を目的にフォローアップ研修を開催しました。
※ 本市主催講座による防災士資格取得者は、今回取得した47名を加えると554名となります(R6.3.1時点)。
1 開催日
令和6年1月20日(土)
2 開催場所
いわき市役所本庁舎8階 第8会議室(いわき市平字梅本21番地)
3 参加者数
防災士資格取得試験合格者47名のうち、24名
4 開催内容
⑴ 説明 避難所の開設・運営について
⑵ 演習 避難所運営ゲーム(HUG)
講師:特定非営利活動法人日本防災士会
特定非営利活動法人福島県防災士会
理事 藁谷 俊史 氏
※ HUGでは、参加者を5つのグループに分け、実際の避難所(今回は学校の体育館を避難所とし、校舎も一部を除き利用可とする)を想定し、ゲームを行いました。
参加者は次から次に来る情報に難儀しながらも、グループのメンバーで話し合い、役割分担するなど協力して避難者の配置やイベントに対応していきました。
最後には、グループ毎に参加者がHUGについて、「意識した点」や「難しかったこと」、「困ったこと」を発表し合い、共有することで、「避難所の開設・運営」に関する認識を深めていました。
5 参加者の声
参加された皆様からは、次のとおり様々な感想や意見が寄せられました。
⑴ フォローアップ研修に参加した感想
・「HUGは実際に災害が起きたら、もっと大変だと思うので、シミュレーションができてよかった」
・「避難所には多種多様な事情を抱えた人たちがやって来ると頭では理解していたが、実際ゲームとして行ってみると時間がかかってしまったり、本当にこの対応で良いのかと悩んでしまう。今回のような平時に繰り返し研修を受けることで、いざという時に冷静に対応することができると実感できた」
・「防災について再認識した」
⑵ 今回の研修で学んだことを今後の活動にどのように生かしていきたいか。
・「実際の現場で生かしたい」
・「地区の自治会運営に生かしたい」
・「個人でできることには限りがあるので、いかに周囲と連携できるか、微力ながら考えたい」
・「妊婦や子供のいる家庭、高齢者や障がいのある方など配慮が必要になってくる人がいても自分が経験していないことは想像で対応方法を膨らませるしかない。要配慮者がいる家庭、それ以外でも避難所生活をすることになった場合、どんな対応が必要かと様々な人に尋ねてみたいと思う」
以上のとおり、参加者はHUGを通じて、避難所運営の難しさを実感する一方で、一人ひとりが今後の課題を見つけ、今後の防災士としての活動に向け決意を新たにされた様子でした。
市では、今後、今回の研修により得た知識・技能を生かせる実践的な場としての研修(実際の避難所運営、資機材の使用方法等)を実施していく予定です。
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