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子宮頸がん(HPV)予防ワクチン接種について

更新日:2024年3月18日

ワクチンの積極的な勧奨の再開(令和3年11月26日から)

積極的な勧奨が再開されています

 子宮頸がん(HPV)予防ワクチンは、平成25年4月1日より定期予防接種として実施しているところですが、ワクチンとの因果関係が否定できない持続的な激しい疼痛や運動障害が接種後にみられたことから、同年6月14日より国において適切な情報提供ができるまでの間、積極的勧奨を差し控えていました。

 令和3年11月26日付の厚生労働省通知で、最新の知見を踏まえ、改めて子宮頸がん(HPV)予防ワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効生が副反応のリスクを明らかに上回るとされました。これにより、子宮頸がん(HPV)予防ワクチン接種における積極的な受診勧奨の再開が決定しました。

子宮頸がんについて

 ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性経験のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。子宮頸がんをはじめ、肛門がん、膣がんなどのがんや、尖圭コンジローマ等、多くの病気の発生に関わっています。特に、近年若い女性の子宮頸がん罹患が増えており、国内の子宮頸がんと診断される数は10,879例(2019年)報告され、20代後半から増えていき、40代でピークを迎えます。

 ヒトパピローマウイルスに感染すると、ウイルスが自然に排除されることが多いですが、そのままとどまることもあります。長い間排除されずに感染したままでいると子宮頸がんが発生すると考えられています。
 子宮頸がんは、早期に発見されれば比較的治療しやすいがんですが、進行した場合には治療は難しいとされています。

 HPV感染症を防ぐワクチン(子宮頸がん(HPV)予防ワクチン)は、小学校6年~高校1年相当の女子を対象に、定期接種が行われています。

 

<外部リンク>厚生労働省:ヒトパピローマウイルス感染症~子宮頸がん(子宮けいがん)とHPVワクチン~

<外部リンク>国立がん研究センター:子宮頸がんとその他のヒトパピローマウイルス(HPV)関連がんの予防ファクトシート

<外部リンク>国立がん研究センター:子宮頸がんとその他のHPV関連がんの予防ファクトシート(リーフレット)

接種対象者

定期予防接種

12歳となる日の属する年度の初日から16歳となる日の属する年度の末日までの間の女子(小学校6年から高校1年に相当する年齢の女子)
標準的な接種年齢は中学1年に相当する年齢

 ※県外での接種を希望される方はこちら
 

  • リーフレット

小学校6年~高校1年の女の子と保護者の方へ大切なお知らせ(概要版)

小学校6年~高校1年の女の子と保護者の方へ大切なお知らせ(詳細版)

キャッチアップ接種の対象者(令和7年3月末まで)

 積極的勧奨の差し控えにより接種機会を逃した方に対しては公平な接種機会を確保するため、従来の定期接種の対象年齢を超えて行う接種である「キャッチアップ接種」を実施しています。

 

  •  対象者:平成9年4月2日生まれ~平成19年4月1日生まれまでの女性

 (平成19年4月2日生まれ~平成20年4月1日生まれの女性で、定期予防接種を実施できなかった対象者は、令和6年度のみキャッチアップ接種の対象となります。)

  •  実施期間:令和4年4月から令和7年3月末まで(3年間)
  •  公費対象の接種:全3回接種のうち未完了分の接種

 ※県外での接種を希望される方はこちら

 

  • リーフレット

 平成9年度生まれ~平成18年度生まれの女性へ(PDF/694KB)

 

<外部リンク>厚生労働省ホームページ:「ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種を逃した方へ」

 接種方法

  • 2価(サーバリックス):3回接種
望ましい接種間隔(標準的な接種間隔)

1回目接種後1カ月の間隔をあけて2回目、

1回目接種後6カ月の間隔をあけて3回目を行う。

望ましい接種間隔で受けられない場合

1回目接種後1カ月以上の間隔をあけて2回目、

1回目接種後5カ月以上かつ2回目接種後2カ月半以上の間隔をあけて3回目を行う。

 

  • 4価(ガーダシル):3回接種
望ましい接種間隔(標準的な接種間隔)

1回目接種後2か月の間隔をあけて2回目、

1回目接種後6カ月の間隔をあけて3回目を行う。

望ましい接種間隔で受けられない場合

1回目接種後1カ月以上の間隔をあけて2回目、

2回目接種後3カ月以上の間隔をあけて3回目を行う。

 

  • 9価(シルガード)

【1回目を15歳未満で受ける場合】:2回接種

望ましい接種間隔(標準的な接種間隔) 1回目接種後6カ月の間隔をあけて2回目を行う。
望ましい接種間隔で受けられない場合

1回目接種後5カ月以上の間隔をあけて2回目を行う。

※2回目の接種が5カ月未満であった場合、3回目の接種が必要となります。

 この場合、3回目の接種は2回目接種から少なくとも3カ月以上の間隔をあけます。

【1回目を15歳以上で受ける場合】:3回接種

望ましい接種間隔(標準的な接種間隔)

1回目接種後2か月の間隔をあけて2回目、

1回目接種後6カ月の間隔をあけて3回目を行う。

望ましい接種間隔で受けられない場合

1回目接種後1カ月以上の間隔をあけて2回目、

2回目接種後3カ月以上の間隔をあけて3回目を行う。

<外部リンク>厚生労働省ホームページ:9価ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン(シルガード9)について

 

 ※新型コロナウイルス予防接種を実施した前後2週間は、異なるワクチン接種ができませんのでご注意ください。

 登録医療機関

  • 令和6年3月31日まで

令和5年度登録医療機関(PDF/1141KB)

  • 令和6年4月1日から令和7年3月31日まで

令和6年度登録医療機関(PDF/85KB)

リーフレット 

小学校6年~高校1年の女の子と保護者の方へ大切なお知らせ(概要版)

小学校6年~高校1年の女の子と保護者の方へ大切なお知らせ(詳細版)

平成9年度生まれ~平成18年度生まれの女性へ(PDF/694KB)

HPVワクチンを受けたお子様と保護者の方

知ってくださいヒトパピローマウイルス(HPV)と子宮頸がんのこと(通常版)(PDF/3MB)

 

過去に自己負担で子宮頸がん(HPV)予防ワクチンを受けられた方へ

 積極的な接種を差し控えている間、定期接種の期間(小学校6年~高校1年相当)を過ぎた後に自費で接種をした場合は、接種費用の払い戻しを行います。(ただし、接種を受けた年度の市の設定単価を上限とします。)

償還払いの対象者

 平成9年4月2日から平成17年4月1日までに生まれた女性で、以下のすべての条件に該当する方。

  1. 令和4年4月1日時点でいわき市に住民登録がある
    (注意)令和4年4月2日以降にいわき市へ転入された方は、令和4年4月1日時点で住民登録のある自治体にお問い合わせください。
  2. 16歳となる日の属する年度の3月31日までに定期接種として3回の接種を完了していない
  3. 17歳となる日の属する年度の4月1日から令和4年3月31日までに子宮頸がん(HPV)予防ワクチン(2価・4価)の任意接種を自費で受けた
  4. 償還払いを受けようとする接種回数分について、キャッチアップ接種を受けていない

 

必要書類

  1. ヒトパピローマウイスル任意接種助成金交付申請書兼請求書(第1号様式)(Word/23KB)
    (各地区保健福祉センター窓口にも設置されています)
  2. 接種費用の支払いを証明できる書類(領収書及び明細書、支払証明書等)
  3. 接種記録が確認できる書類の写し(母子健康手帳(出生届出済証明 および 予防接種記録の全てのページ)、予診票等)
  4. 請求者の口座名義や口座番号、支店名等が記載されている通帳の写し

 

申請期限

令和7年3月31日まで

 

申請窓口

各地区保健福祉センター健康係

場所 住所
平地区保健福祉センター 健康係
☏ 0246-22-7621
〒970-8026
いわき市平字梅本21
小名浜地区保健福祉センター 健康係
☏ 0246-54-2111
〒971-8162
いわき市小名浜花畑町32-2
勿来・田人地区保健福祉センター 健康係
☏ 0246-63-2111
〒974-8232
いわき市錦町大島1
常磐・遠野地区保健福祉センター 健康係
☏ 0246-43-2111
〒972-8321
いわき市常磐湯本町吹谷76-1
内郷・好間・三和地区保健福祉センター 健康係
☏ 0246-27-8692
〒973-8408
いわき市内郷高坂町四方木田191
四倉・久之浜大久地区保健福祉センター 健康係
☏ 0246-32-2114
〒979-0201
いわき市四倉町字西4丁目11-3

小川・川前地区保健福祉センター 健康係
☏ 0246-83-1329

〒979-3122
いわき市小川町高萩字小路尻19-10

このページに関するお問い合わせ先

保健所 感染症対策課 ワクチン接種グループ

電話番号: 0246-27-8595 ファクス: 0246-27-8600

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