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その16 『成人式を振り返ります-前編(1)』(平成28年1月6日市公式Facebook投稿)

登録日:2016年1月6日

「成人式を振り返ります―前編(1)」

いわき市発足前、昭和30年代の小川町の成人式・上平公民館(昭和30年代、国府田英二氏提供) 来週月曜日は、成人の日です。新成人に該当する皆さん、おめでとうございます!今年も、いわき市では、成人の日前日の1月10日(日曜日)に、市内13会場で成人式を行いますので、ぜひご出席ください。
 1月の『50周年まめちしき』は、シリーズで、いわき市の成人式について振り返ります。

 成人の日は、昭和23年に施行された「国民の祝日に関する法律」の中で、「おとなになつたことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」祝日として、1月15日に定められました。平成12年からは、改正国民祝日法(ハッピーマンデー法)によって、1月第二週の月曜日になりました。

 右の写真(国府田英二氏提供)は、いわき市発足前の昭和30年代の頃のもので、小川町の上平公民館で行われた成人式の様子です。

 市町村単位で行われる成人式は、いわき市の発足前にも行われていました。昭和29年の小名浜町(同年3月に他2町1村と合併して磐城市になりました。現在の小名浜地区)の成人式では、「小名浜町五百の成人を祝福する晴れの式典は十五日一小講堂に挙行…水野町長挨拶の後、成人証書と記念品が…贈られ閉会」、アトラクションとして日本舞踊や演劇が披露された、とあります(昭和29年1月16日付『磐城日日新聞』)。

成人式・常磐市湯本市街を常磐市湯本天王崎の八坂神社付近から見る(昭和41年1月、いわき市所蔵) いわき市発足直前のころまで、成人式は「数え年」で行われていました。
 数え年は、生まれたときを1歳として、お正月を迎えるごとに1歳ずつ年を重ねるという数え方ですので、多くの人が、誕生日ごとに数える現在の「満年齢」からは1歳若い満19歳で成人式に参加していました。昭和39年当時、成人式を満年齢で実施していたのは内郷市のみでしたので、他市町村の多くの参加者には、「成人の実感がわかない」という意見があったようです。
 平市では検討の結果、昭和40年の成人式から満年齢での実施に変更することを決定します。しかし、一斉切替えのためには式を1回休む必要があったので、昭和40年は、昭和20年1月から6月までに生まれた人を対象、昭和41年は、昭和20年7月から12月までに生まれた人を対象とする、2か年に分ける方法で式を行いました。

 左の写真は、昭和41年1月に常磐湯本町天王崎(当時は常磐市)の八坂神社付近で撮られた成人式に出席した晴れ着姿の女性を記念撮影したものです。(いわき市所蔵)

常磐ハワイアンセンター(現スパリゾートハワイアンズ)オープン前日の新成人招待(昭和41年、市常磐支所提供) ちなみに、昭和41年1月15日は、「常磐ハワイアンセンター(現在のスパリゾートハワイアンズ)」オープンの前日でした。「常磐ハワイアンセンターは十六日のオープンを前に…石城十四カ村と、北茨城市の成人者全員を招待し…ザッと五千人が入場した」そうです(昭和41年1月17日付『いわき民報』)。

 入場後、男性はアロハシャツに着替えたものの、女性は晴れ着を脱ぐに脱げず、汗びっしょりだったとか…。

 右の写真がその時の写真です。

 この続きはまた明日、お楽しみに♪

 〔担当〕市制施行50周年記念誌プロジェクト

このページに関するお問い合わせ先

総合政策部 広報広聴課

電話番号: 0246-22-7402 ファクス: 0246-22-7469

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