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その15 『市章・市歌はこうして決まりました(4)』(平成27年12月9日市公式Facebook投稿)

登録日:2015年12月9日

「市章・市歌は、こうして決まりました(4)」編

昭和42年11月の市制施行1周年・市章市歌制定記念式典

 いわき市制1周年を記念して制定された、市章と市歌の誕生について振り返るシリーズの4回目です。最終回となる今回は、決定した市章・市歌が「市制施行1周年・市章市歌制定記念式典」で発表されたときのことを振り返ります。

 昭和42年11月3日(文化の日)、市は「市制施行1周年・市章市歌制定記念式典」を平市民会館で開催しました。関係者や市民(800名が代表で招待されました)、約1,800名が出席しました。

 午前10時から始まった式典では、市長、議長のあいさつに続いて、市章・市歌制定を担当した総務部長から制定までの経過報告と、制定委員会の渡辺委員長から審査講評がありました。

昭和42年11月の記念式典で市歌を披露する藤山一郎氏

 そして、市章をいよいよ発表!というそのとき、舞台のライトが消え、一瞬真っ暗に……その暗闇の中から市章がスポットライトを受けて浮かび上がると、静まり返った会場からはどっと拍手が沸き起こりました。作者の折原正典さんが登壇し、市長から表彰状が手渡されました。

 続いて行われた市歌の発表では、歌詞が朗読され、作詞者の乗田まさみさんに同じく表彰状が渡されました。作曲者の小林研一郎さんは、都合で出席できず、小林さんの恩師である制定委員会の若松副委員長が代理で表彰状を受け取りました。

 市歌の披露では、レコード収録の歌唱を担当した国民的歌手・作曲家の藤山一郎氏本人による歌唱指導が行われました。舞台には、いわき児童合唱団や平FG合唱団も出演して、出席者全員が会場いっぱいに声を響かせ、式典は幕を閉じました。

 同日午後は、市民向けの発表会も開かれて約1,200名が参加しました。式典と同じく藤山氏の歌唱指導が行われ、真新しい市歌を元気いっぱいに歌いました。

昭和42年11月の記念式典会場入り口の様子 また、アトラクションとして、藤山氏が「丘を越えて」など自身のヒット作5曲を披露し、いわき児童合唱団、平おかあさんコーラス、平FG合唱団、磐城高校ブラスバンド部も、それぞれ得意の曲を披露したりと、音楽をともに楽しみながら新市誕生1周年の喜びを分かち合いました。

 

 

 

 

 

広報いわき(昭和42年11月号外_市発足1周年記念特集号)

 4回シリーズで振り返った市章と市歌の誕生の過程、いかがだったでしょうか?

 市章と市歌が制定されるまでに市が開いた会議は、作品の審査会(小委員会に位置付けられていました)を含めると、9か月間で全13回にもおよびました。参加した委員も、事務処理を担当した市職員も、相当な慌ただしさだったのではないかと思いますが、当時の担当職員は「たいへんだったけど、どれもおもしろかった。希望にあふれる作業だったからね」と語っています。
市発展の希望をかたちにするように生まれた市章と市歌、その由来を知るとより一層大切にしてきたいと思いますね。

 あらためて、市章と市歌の良さを味わいたい方は、下の関連リンクからご覧ください。

(市歌は、伴奏のみのバージョンもあります。パソコンの前でどうぞ熱唱されてください!)

このページに関するお問い合わせ先

総合政策部 広報広聴課

電話番号: 0246-22-7402 ファクス: 0246-22-7469

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