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子どもの事故を防ぎましょう

登録日:2023年7月31日

思いがけない子どもの事故

子どもは、周りの大人から見ると思いがけない行動や反応をすることがあり、その結果としてさまざまな「不慮の事故」に巻き込まれることが少なくありません。

夏休み期間中は、家族や友達などとレジャーを楽しむ機会が増えることから、子どもが巻き込まれやすい事故について紹介し、市民の皆さんへ注意喚起を行います。

花火による子どものやけど

夏の風物詩の一つである花火ですが、子どもが花火で遊んでいる際にやけどを負ったという事故が発生しています。

特に、3歳以下の子どもの事故が多く発生し、着衣に着火した事例もあることから注意が必要です。

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事故の事例

火花等によるやけど

  • 公園で花火を実施中、手持ちの花火が着火した瞬間に驚き、花火を振り回して左腕に花火が貼り付いた。
  • 花火で遊んでいる最中に花火の火をつかもうとして受傷。

着衣等への着火を伴ったやけど

  • 保護者が一瞬目を離した隙に、左足の靴に火の粉がうつり燃えていた。
  • 花火を振り回し、直後に風で火花がスカートに飛んで着火し、燃え上がった。

燃えカスによるやけど

  • 線香花火の落ちた球を右手の指で触れてやけどした。

  • 手持ち花火が終わって下に落ちていたものを触って右手を受傷した。

消費者へのアドバイス

  • 花火による3歳以下の子どもの事故が多く発生しています。取扱説明書に従い、3歳以下の子どもに花火を持たせることは避け、距離を置いて見せるなどして花火を楽しみましょう。

  • 肌の露出が多い服装や履物、裾の広がった服装で花火をさせる際には注意が必要です。また、花火の風下には立たせないようにし、風が強い場合は花火で遊ばせないようにしましょう。

  • 花火で遊ばせる前には、消火用の水を用意するなどの準備をしましょう。また、着衣に着火した場合の対処法を覚えておきましょう。

  • 温度が低いように見える燃えカスでも高温の可能性があります。花火が消えたらすぐに水につけましょう。

そのほかの注意すべき事故(やけど)

  • リビング・居間等  使用中(直後)のアイロン、ストーブ・ファンヒーター、電気こたつ、飲みかけのコーヒー・お茶、火のついたタバコ など
  • お風呂・洗面所等  高温のシャワーを浴びる など
  • キッチン      調理中の鍋、使用中(直後)のガスこんろ・IHクッキングヒーター など

海水浴でフロートが沖に流される

子どもが海で使用する道具には、浮き輪やフロートなどがありますが、フロートは風による影響を特に強く受ける道具です。

フロートに乗って、子どもが流されてしまうと自力で帰還することは難しく、すぐに発見されなければ死に至ることも考えられ大変危険です。

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事故の事例

子どもが動物型のフロートに乗り、きょうだいがそのフロートをつかんで泳いで遊んでいた。徐々に水深が深くなり足がつかなくなったため、きょうだいがフロートから手を離した。

その後、フロートが沖合に流され浜に戻れなくなった。(当事者:8歳)

アドバイス

  • 海で遊ぶときは、遊具に乗った子どもから目や手を離さないようにしましょう。
  • 水に浮いているものは風の影響を受けやすく、風に押されると予想以上に沖に流されてしまいます。風が強い日は使用を控えましょう。
  • 遊泳可能な海水浴場で使用しましょう。また、フロートのサイズが大きすぎると、乗ったときに水面に足がつかないため、水を漕ぐことができず、自力で岸に戻ることが難しくなります。フロートの対象年齢を確認しましょう。
  • ライフジャケットを正しく着用させましょう。

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乳幼児による「加熱式たばこ」の誤飲

「加熱式たばこ」は、たばこ葉等を燃焼させずに電気的に加熱し、霧状化したニコチン等を吸入するたばこ製品で、吸い殻をごみ箱に捨てても火災の危険はないとされています。

その一方で、たばこ葉が入ったスティック等を乳幼児が誤飲する事故が後を絶ちません。

事故の事例

洗濯している間、子どもを部屋にわずかな時間ひとりで待たせていたところ、ごみ箱に捨ててあった「加熱式たばこ」の吸い殻をつかみ口に入れていた。

すぐに口の中の吸い殻は出したが、心配になったため受診した。(当事者10か月)

アドバイス

  • 使用前後のスティック等は、乳幼児の手が届かない場所に保管し、乳幼児の見えないところに廃棄しましょう。
  • 乳幼児が誤飲した場合には、水や牛乳などを飲ませず、直ちに医療機関を受診するようにしましょう。
  • 最近では、誘熱体として金属片が内蔵されたスティックも販売されています。乳幼児がいる環境に喫煙者がいる場合は、日頃からどのような銘柄、タイプの加熱式たばこを吸っているか周囲の方も把握しておきましょう。

そのほかに注意すべき子どもの事故(誤飲)

  • 水でふくらむビーズ(高吸水性樹脂製品(注))、家庭用医薬品、せっけん、ボタン電池、 など

注:高吸水性樹脂は、水と接触することによって吸水し、自重の100~1,000倍の水を吸収でき、吸水することでゲル状になる性質があり、一度吸水すると圧力をかけても水が戻りにくい特徴があります。

このページに関するお問い合わせ先

消費生活センター

電話番号: 0246-22-0999【相談専用】 0246-22-7021(事務直通) ファクス: 0246-22-0985

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