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第47回吉野せい賞の作品募集

更新日:2024年3月31日

 第47回吉野せい賞募集ポスター

いわき市小名浜出身の作家「吉野せい」

 作家「吉野(よしの)せい」は、明治32年(1899年)に石城郡小名浜町(現在のいわき市小名浜)に生まれ、若い頃から詩人、児童文学者・山村暮鳥(やまむらぼちょう)と交流をもち、雑誌や新聞に作品を投稿していました。
 大正10年(1921年)詩人の三野混沌(みのこんとん)と結婚。いわき市好間町の菊竹山で開墾生活を送ります。
 結婚後はほとんど作品を書いておらず、昭和45年(1970年)夫・三野混沌の死後、以前から交流のあった、いわき市小川町出身の詩人・草野心平(くさのしんぺい)に作品を書くように勧められたことを機に、再び執筆活動を始めることになりました。
 昭和50年(1975年)せい76歳の時『洟(はな)をたらした神』が、第6回大宅壮一ノンフィクション賞と第15回田村俊子賞の2つの文学賞を受賞。さらに、同年10月には教育文化功労者として、いわき市から表彰されました。
 しかし、 受賞から2年後の昭和52年(1977年)11月4日、病により78歳で永眠、せいは短い執筆生活を終えました。 
 この年、『洟をたらした神』が劇団手織座によって演劇化され、せい生誕の地・小名浜で上演、その益金が主催者から市へ寄附されました。市はこれを受けて、昭和53年4月1日に吉野せいの輝かしい文学業績を記念し、「吉野せい賞」を創設。
 
 以来、多くの応募作品が寄せられ、大地の育む瑞々しい文学の芽が毎年生まれ続けています。

 ≪主な作品≫
 洟をたらした神、暮鳥と混沌、道、未墾地に挑んだ女房たち、草の味噌汁、暴風時代の話、ノートより、梨花鎮魂(日記) 他

 『 吉野せい作品集』(彌生書房)は、いわき市立図書館で貸し出し可能です。

吉野せい

(写真の撮影者:草野日出雄) 
 

 第47回吉野せい賞募集要項

1 趣旨

 吉野せいの輝かしい文学業績を記念して新人のすぐれた文学作品を顕彰し、もっていわき市の文化の振興に資する。
 

2 主催      

 吉野せい賞運営委員会

 

3 募集作品の部門   

 創作(小説、童話、戯曲)、文芸評論、ノンフィクション

 

4 募集作品の規格・基準

  1. 未発表の作品(著作権本人帰属に限る)
     
  2. 令和5年8月4日以降に発行された小冊子又は新聞、雑誌、WEB上に掲載された作品。(著作権本人帰属に限る)  
  3. 受賞歴のある作品の応募及び他の文学賞との二重応募を認めません。
      
  4. 応募作品は、横長縦書きとし、ページ数を明記すること。
    400字詰原稿用紙を使用した場合は、15枚以上100枚以内
    パソコンを使用した場合は、横長A4用紙に40字×40行とし、5枚以上29枚以内。

    (文字数や行数にズレがないかを確認してください)

     

5 応募資格

  1. いわき市内に在住・通勤・通学している者。
     
  2. いわき市出身者又は過去においていわき市に在住・通勤・通学した者。
     
  3. これまでに「吉野せい賞」を受賞された方は応募できません。

 

6 応募方法

  1. 応募作品には規定の応募用紙を必ず添付すること。
     
  2. 応募作品は一人1編とし、片面印刷で鮮明に印字されたものを部提出すること。
    (製本したり、ひもで縛るなどはせず、クリップ留めで提出してください)

 

7 送付先 (持参可)

 〒970-8686 いわき市平字梅本21番地(電話番号0246-22-7544)
 いわき市観光文化スポーツ部文化交流課内 「吉野せい賞」係 
 (持参の場合は、平日の午前8時30分から午後5時まで)

 

8 募集期日  

 令和6年4月1日(月)から令和6年8月1日(木)(必着)

  

9 発表   

 令和6年10月下旬  

 報道機関に、受賞作品名、受賞者氏名(ペンネームも可)、お住まいの地区、年齢、職業(学校・学年)、あらすじ、選評を公表します。

 

10 賞    

  • 「吉野せい賞」 賞金20万円と副賞
     
  • 「準賞」 賞金6万円と副賞
     
  • 「奨励賞」 賞金3万円と副賞
     
  • 「青少年特別賞(中学生以下が対象)」 図書カード1万円分と副賞

 

11 表彰式   

 期日:令和6年11月2日(土)※予定

 場所:いわき市立草野心平記念文学館 ※予定
      (いわき市小川町高萩字下タ道1-39)

 

12 選考委員   

 〇鈴木俊之

  『融解』で第33回吉野せい賞受賞

  『波の彼方に何を見る』で第64回福島県文学賞奨励賞受賞

  『縁を結ぶ』で第76回福島県文学賞奨励賞受賞

 

 〇永沼絵莉子

  『金魚すくい』で第35回吉野せい賞奨励賞受賞

  『すべて天使の都合によって』で第38回吉野せい賞準賞受賞

 

 〇福住一義

  元出版社書籍編集長

  『雷電石縁起』で第55回文學界新人賞受賞(筆名:山川一作)

 

 〇室拓

  『橋霊の幻奇譚』で第36回吉野せい賞受賞  

 

 〇吉田隆治

  元新聞記者、元新聞社編集制作局長

  『受胎前後』で第25回福島県文学賞準賞受賞

 

(五十音順)

 

13 その他

  1. 応募作品の訂正・差し替え・返却はしません。 
  2. 吉野せい賞受賞作品(該当作品がない場合は準賞受賞作品)は、総合文藝誌『風舎』に掲載し、図書館等に備えます。また、各種催し等にて受賞作品を公開、展示する場合があります。
  3. 応募者あてに吉野せい賞運営委員会が実施する事業の御案内をする場合があります。
  4. 著作権は、本人に帰属します。ただし、吉野せい賞運営委員会が編集・発行する印刷物等に受賞作品を使用する場合は、受賞者はその利用を承諾したものとします。
  5. 昨年の受賞作品のあらすじ・選評・総評は、いわき市ホームページからご覧いただけます。 
  6. 過去の吉野せい賞受賞作品が掲載された『吉野せい賞20周年記念吉野せい賞作品集』(吉野せい賞運営委員会)、『吉野せい賞30周年記念吉野せい賞作品集』(吉野せい賞30周年記念事業実行委員会)、『吉野せい賞40周年記念作品集』(いわき市)、『風舎』(文藝風舎)、『うえいぶ』(うえいぶの会)は、いわき市立図書館で貸し出しが可能です。
     

このページに関するお問い合わせ先

観光文化スポーツ部 文化交流課

電話番号: 0246-22-7544 ファクス: 0246-22-1243

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